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江田集落の暮らし

すだちの剪定は奥が深い

2016.03.28 13:09

江田集落は菜の花が見頃となり

連日、観光客で大きなにぎわいを見せています。

ちなみにこんな景色です↓↓

※9年前から、集落総出で観賞用の菜の花を育て、春にこのような景色を見せてくれます。

種も自分たちで取り続けて、頭が下がる思いです。


さて、話しが脱線しましたが、そんな観光客を横目に

3月はすだちの剪定を行ないました。


去年の暮れから、19本のすだちを管理させてもらい

初めての剪定。


19本、剪定し終わりました。

結論から言えば…「切り過ぎ」


久しぶりに師匠にもあきれ顔された。

全然、すだちの木を理解しきれてなかったです。


まず剪定後、師匠に言われたことが

①葉が重ならな様に枝を切る

②枝を切りすぎると、今秋新芽が出過ぎて木が弱る

③上に伸びる新芽は切ること

④新芽付近に花がつく(そこに実がなる!)から、新芽も切りすぎるな

⑤横に広がらすよう、意識して剪定せい!


言われたことを踏まえ、切った木を見ると…

確かに切り過ぎでした。


特に、②については反省することが沢山。

新芽が出ると、木が弱ることを一番意識しなきゃいけないのに

形にすることができなかった。

(写真1:良い塩梅で剪定できた木)

(写真2:切りすぎた木)


まだまだ勉強。

焦らず、だけども木を弱らすことなく

すだちと向合っていきたいです。


理想の管理は、無農薬・無施肥で管理したい。

けど、木や土と向合ってみて、理想だけで物事は進めない。

今年は、ハーベストオイル(減農薬)もかけたし(※一回きり!)

木の状態みて有機肥料も与えてみようと思います。


今回、剪定して思うのは

このすだちの木を、十数倍も管理してるすだち農家さんの苦労。


自分で剪定してみると、その苦労が身に染みて分かる。

(たった一年の戯言ですいません。)


ふと、仕事の際、農家さんに物事を伝えるときを思い出してみると

如何に言葉先行で伝えてしまって

その途中にある時間を疎かにしているか。


思いと実情の狭間はいつも難しいけど

やはり何事も”行動して経験する”ことは大切。


都会からきた移住者の感性やアイデアも大切ですが

農家さんの苦労を知らなきゃ

本当に良い物は伝えられないと実感しました。


(神山町地域おこし協力隊 / 植田)