すだちの剪定は奥が深い
江田集落は菜の花が見頃となり
連日、観光客で大きなにぎわいを見せています。
ちなみにこんな景色です↓↓
※9年前から、集落総出で観賞用の菜の花を育て、春にこのような景色を見せてくれます。
種も自分たちで取り続けて、頭が下がる思いです。
さて、話しが脱線しましたが、そんな観光客を横目に
3月はすだちの剪定を行ないました。
去年の暮れから、19本のすだちを管理させてもらい
初めての剪定。
19本、剪定し終わりました。
結論から言えば…「切り過ぎ」
久しぶりに師匠にもあきれ顔された。
全然、すだちの木を理解しきれてなかったです。
まず剪定後、師匠に言われたことが
①葉が重ならな様に枝を切る
②枝を切りすぎると、今秋新芽が出過ぎて木が弱る
③上に伸びる新芽は切ること
④新芽付近に花がつく(そこに実がなる!)から、新芽も切りすぎるな
⑤横に広がらすよう、意識して剪定せい!
言われたことを踏まえ、切った木を見ると…
確かに切り過ぎでした。
特に、②については反省することが沢山。
新芽が出ると、木が弱ることを一番意識しなきゃいけないのに
形にすることができなかった。
(写真1:良い塩梅で剪定できた木)
(写真2:切りすぎた木)
まだまだ勉強。
焦らず、だけども木を弱らすことなく
すだちと向合っていきたいです。
理想の管理は、無農薬・無施肥で管理したい。
けど、木や土と向合ってみて、理想だけで物事は進めない。
今年は、ハーベストオイル(減農薬)もかけたし(※一回きり!)
木の状態みて有機肥料も与えてみようと思います。
今回、剪定して思うのは
このすだちの木を、十数倍も管理してるすだち農家さんの苦労。
自分で剪定してみると、その苦労が身に染みて分かる。
(たった一年の戯言ですいません。)
ふと、仕事の際、農家さんに物事を伝えるときを思い出してみると
如何に言葉先行で伝えてしまって
その途中にある時間を疎かにしているか。
思いと実情の狭間はいつも難しいけど
やはり何事も”行動して経験する”ことは大切。
都会からきた移住者の感性やアイデアも大切ですが
農家さんの苦労を知らなきゃ
本当に良い物は伝えられないと実感しました。
(神山町地域おこし協力隊 / 植田)