南極航海に参加します
東京大学の学術研究船「白鳳丸」は30周年を迎えます
その記念すべき年に,白鳳丸はいくつかの研究調査をしながら,世界一周の航海へと向かいます
高知大学の研究員でもあるササオカミホは,
サイエンスデザインの立場で白鳳丸に乗船します(2019年12月〜2020年1月)
世界一周のうち,チリ沖から南アフリカまでの「南極航海」へ参加させていただくこととなりました.
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この航海に対するササオカの目的は
「研究のカケラ」を拾い集めること,拾い集めたカケラでモノガタリを形にすることです
つまり,
科学研究を長い物語であるととらえた時,研究航海はその物語の一部を構成しています
社会へ目を向けると,
社会へ発信される科学の情報は最後の「研究の結果」のみであることがほとんどです
結果という点を見せるのではなく,その過程の線と面の情報を魅せたい!
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約30日間,船上で生活することになります.
拾い集める「カケラ」は研究そのものに関わるモノコトはもちろん
船上ので生活,食事,何気ない会話,空の様子は?海の様子は?
様々なカケラを拾い集めて,30日間のモノコトを記録した「絵巻物」を描きます
インスピレーションとインフォメーションの両方を同時に表現する試みでもあります.
絵巻物を描くことが最終目的ではありません
サイエンスデザインの視点で表現した絵巻物という情報を
一般へ公開し,社会の反応はどうなのか?
今までの科学の情報発信と比べて伝達効果はどうなのか?
また,今まで科学に関心のない人々に対して何か変化があるのか?
サイエンスデザイナーの探求はまだまだ続きます
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最後に,
6/27-28,東京大学 大気海洋研究所で白鳳丸研究航海に向けての研究集会が開催されました
ササオカは「乗船の目的とサイエンスデザインの視点」について発表をしてきました
下記のリンク先からどうぞ
https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/aori_news/meeting/2019/20190627.html