中古住宅でも住宅ローン控除を受けれるのか?
中古住宅でも住宅ローン控除を受けれるのかなー?って思っている人も多いと思いますが、答えは「YES」です。
1年当たりの控除額はローン残高の1%で、残高の上限は4000万円。 つまり最高で40万円の控除が受けられます。
「マジかよ!超オトクじゃねー」と思われる方も多いかと思いますが、注意点としては最大額という点です。
だれもが400万円の控除を受けられるわけではありません。まず年間40万円の控除を受けるには、ローン残高が4000万円以上ある必要があります。仮に当初は4000万円以上の住宅ローンを借りたとしても、残高は徐々に減っていくので、10年以内に4000万円を下回ればその年以降の控除額も年間40万円より少なくなるのです。
また、家を売ってくれる売主が個人なのか業者なのかで控除額も変わります。
また控除額は基本的に所得税から差し引かれるものなので、所得税から控除される金額は納めている所得税が上限になります。ただし、「ローン残高×1%」の控除額が所得税よりも大きく、控除しきれない分は、その年の住民税からも控除を受けられます。なお、住民税から控除される金額は所得税の課税総所得金額等の7%で13万6500円が上限です。
「何だよー。結局いくらぐらい戻って来るんだよー」
実際はご購入される物件によっても変わりますので、会社から貰う源泉徴収表などがあればだいたいどのくらい還元があるかわかります。また、住宅ローンをご希望される金融機関でも、大概のところは試算してもらえると思います。
また、冒頭で記載した中古住宅の場合、住宅ローン控除の要件としては、木造住宅の場合築年数20年以内が対象となっておりますが、「耐震基準適合証明書」というものを取得すれば築年数が20年を超えている物件だとしても控除を受けることが可能です。このように、住宅ローン控除といっても様々なパターンがありますので、ご不明な点はその都度不動産会社にご確認頂ければと思います。