小沢一郎が山本太郎語る・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■小沢一郎が山本太郎語る
「彼の行動は野党を目覚めさせた」
公開日:2019/08/02
安倍1強政治の下、「野党結集」
の必要性を最も強く主張し続けて
いる小沢一郎衆院議員(国民民主党)。
今度の参院選の結果や野党を取り
巻くその後の動きをどう見ているのか、
直撃した。
◇ ◇ ◇
「野党は惨敗だ。従来、言っている
ように、候補者の統一だけではダメで、
1人区の勝利が3年前の11から10
になっただけでほぼ同じ。やはりひと
つの固まりにならないとダメ。選挙区
と比例区が別々では選挙に力が入らな
い。政権を取って、わが抱負を実現し
ようという志と気概が足りない。だか
ら過去のいきさつや利害でスッタモン
ダする。それでは永久に政権は取れ
ない」
立憲民主党の枝野代表が旗を振る
べし、と小沢氏は「君子豹変す」を
待っていたが、動かなかった。
「枝野代表は、今まで国民の野党を
見る目を間違えて解釈していたんじゃ
ないか。単なる民主党の復活ではダメ
だけれど、国民が求めているのは自民
党に代わる大きな集団だ。政権交代が
まったく望めない中で、太郎くんの
ところやN国に野党に飽き足りない票
が流れた」
4月まで自由党で共に代表を務め
ていた山本太郎氏が立ち上げた
「れいわ新選組」の旋風については
意外に冷静だ。
「世間は移り気。マスコミもそうだ。
1人や2人が議席を取ったからって、
何もできない。多数を取らなきゃ、
どんな主張も実現できない。みんな
『れいわ、れいわ』って言うけれど、
野党結集の触媒や中心になることは
ない。まずは独自路線でどこまで
やれるか、やってみたらいい。ただ、
太郎くんの行動は結果として立憲民主
や国民民主など野党を目覚めさせる
効果はあった」
もっとも山本太郎という政治家に
ついては、評価しているようだ。
「頭は良いし、とても素直に伸びて
きて、このまま成長するといいな、と
思っていた。だけど、彼は組織の中で
階段を上るという手法は取らないから、
結局、パフォーマンスになってしまう」
一方、所属する国民民主党はゴタ
ゴタしている。
玉木雄一郎代表がネット番組で
「私、生まれ変わりました。我々も
改憲議論は進める」と発言して物議
を醸し、参院側では“改憲勢力”の
日本維新の会に統一会派を呼びかけ
る動きも露呈した。
「ちょっとあたふたしている感じ。
改憲はさほど国民の関心がないから
次の総選挙の中心的争点にはなり
にくい。党としての考え方はまとめ
ておくべきだが、選挙の旗印にはなら
ない。憲法問題で(国民民主が)
自民党と交渉して、なんてことも
あり得ない。こっちがしっかりして
いなければ、のみ込まれてしまう
だけだからね」
野党がこのような体たらくなので、
安倍首相が年内解散に踏み切る可能性
は消えない。
小沢氏は「今のままなら衆院選はさら
に悲惨なことになるよ」と締めくくった。
【転載終了】
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玉木氏も枝野氏もトップに立てるタマ
ではないということでしょうね。
小沢氏は、両党をまとめトップに立つ
器は山本太郎氏と考えているのでは?
そうしないと、自公には対抗できない
でしょう。