【小石川②】極楽水西町
2019.08.02 10:12
町名:極楽水西町
読み方:ごくらくすいにしまち又はごくらくすいにしちょう Gokurakusui-Nishimachi or Gokurakusui-Nishichō
区分:俗称
起立:江戸期
廃止:1869(明治2)年6月
冠称:なし
現町名:文京区小石川五丁目
概要:1869(明治2)年6月、小石川久堅町に編入となった地域に「極楽水西町」という地域があった。
「極楽水」とは、1415(応永22)年に了誉聖冏上人が、伝通院の元ともなった庵を結んだ所で、後に吉水山宗慶寺の境内となった。現在の宗慶寺はすぐ下にある。『江戸名所記』に、「小石川吉水の極楽の井は、そのかみ伝通院の開山了誉上人よし水の寺におわせし時に、竜女形をあらわして上人にまみえ奉り、仏法の深き旨を求めしかば、上人はすなわち弥陀の本願、他力の実義をねんごろにしめし賜うにその報恩としてこの名水を出して奉りけり」とある。
極楽水西町の位置は不詳だが、宗慶寺や史跡として残されている「弁財天(極楽水跡)」のある小石川パークタワーの西辺りであろうと考え、ファミール久堅の前で撮影した。
撮影場所:極楽水西町