『間違っちゃいない』に出会えてよかった
ジャニーズWEST5thアルバム『WESTV!』に収録されている『間違っちゃいない』という楽曲。
作詞作曲が我らがセンター重岡大毅くん。
濵田くん、神山くんとのユニット曲です。
重岡くんの詞は『乗り越しラブストーリー』以来ですが、今回は新たに作曲もされたということで、楽しみにして聴いてみると、ギターやピアノ中心のアコースティックな楽曲。
聴いてみると、そこには今の自分に響く言葉がたくさん詰まっていました。
乗り越し~は解釈なんて銘打ってみましたが、今回の詞は特に、中途半端に語ってしまうと言葉にする分だけ陳腐になってしまう気がしたので、自分と重ねた感想を書いてみます。
重岡くんは、私と同い年なんです。
関西Jr.に本格的に興味を持つきっかけとなった人でもあります。
本当に不思議な魅力のある人で、キラキラとして本当に実在するのかな?というところも、めちゃくちゃ人間味があってまるで近所の幼馴染のような親しみも、両方兼ね備えているような人。
デビューが自分の就職よりちょうど1年早いこともあってか、同い年なんですけど、社会人としては1歩先にいるような、そんな感覚があります。もちろん勝手にですけど(笑)
重岡くん曰く、『間違っちゃいない』は何か人とぶつかったりうまくいかなかったりするときに、孤独に感じたりくよくよしたりしてしまうこともあるけど、そんな人に「間違っていないよ」と、肯定する歌詞にしたと。
重岡くん自身、デビュー前の孤独や、グループで意見が割れ落ち込んだ時に、メンバーに「しげの言ってること、誰も間違ってるなんて思ってないよ」と言葉をかけてもらったことからできた曲だと話していました。
そうして改めて聴いた時に、胸にグッとくるものがあって。
私は重岡くんと同じ、26になる歳で。
生まれてからの26年って、それぞれにすごく目まぐるしいんです。
友だちの中でも、仕事で日本中駆け巡っている人、結婚した人、親になった人…
そんな中で、日々に必死で、大きな仕事がくるとプレッシャーに押しつぶされそうになって、もう毎日を暮らすことが精一杯で…結婚の予定はおろか、恋人もいないし、そんな余裕すらない。
それでも、自分なりには一生懸命で、少ないキャパの中でもがいて生きているつもりで。
仕事でたくさんぶつかることもあるけど、応援してくれる人だっていて。
それでもふと、他の人の同じ26年の人生と比べた時に、自分の人生は他の人に比べて劣っているのではないか、仕事にここまで労力を使うことはないんじゃないか、自分の価値観はおかしいんじゃないか…最近は特に、そうやって勝手に神経をすり減らして、落ち込んでしまったり、自分を否定してしまう時ばかりで。
正直、WESTのみんなが眩しすぎて直視できない時期もあったし、本当に消えてなくなりたいと思ったこともあったし、自分がこの世に存在する意味とは…?ともうなんか、本当ぐるぐるして病んでたな、って思うこともあったけど。
この歌詞聴いて、読んで、ああ、もう少し自分を信じてあげようかなと、思えた。
いや、多分ほんと私は要領も頭も悪いから、きっと間違っている部分たくさんあると思うんですけど(笑)
それでも
真面目すぎるとことか
曲がった事が嫌いなとことか
プレッシャーに弱いとことか
大嫌いだけど、でもそれが自分なら、もう少し認めてあげて、そんな自分と付き合っていこうかなって。思いました。
"光れない 馴染めない
なぜ同じ様に生きれないの"
って、もうずっと、私が思ってきたことでした。
何やったって自己不全感しかなくて。
でも
"間違い探しの世界で
赤ペン持つのかい インクが足らないね"
"理想と現実で 結ぶ靴ひも 歩けるかな"
ってところで、ああ、そうだよなあ、、
と。
重岡くんの言葉は、本当にいつも私を導いてくれるなあ。
何より、同い年である彼が、私にはじゅうぶん眩しすぎるぐらい輝いている彼が、同じようなことに悩みながらそれを言葉にしてくれたこと自体が私には救いで、まだもうちょっと頑張れるかもと思わせてくれました。
あと、テレファンで、「いろいろ言われることもあるけど、『君たちはプロじゃないから』とか。でもファンの人を楽しませようと思う気持ちは、どのアイドルにもバンドにも負けてないと思う(ニュアンス)」という言葉を見た時、めちゃくちゃ嬉しかった。
というのも、未だにやっぱり「まだジャニーズ好きなの?」「ジャニーズとか(笑)」って言ってくる人もいて、その人が私の場合はバンド好きな人なんですけど。
まあもう最近は反論もせずニコニコ笑って「はいはいそうですか~」と心の中で流しているんだけど、色んな事情や意見の中でもがきながらギリギリを攻めつつ輝くアイドルだって結構ロックじゃない?なんていうのが最近の自分の考えだったので、なんだか嬉しかった。
そう、重岡くんに感じるのはロックなんだよな~現代のロックというか。
比較的恵まれた環境にありながら、根も葉もない噂とか、どうしようもない事情とか、人間関係の微妙なところとか、そういうところにただ文句言ったり意見したりするんじゃなくて、そういうもの全部踏まえた上で、人に前向きな言葉を伝えるって、なかなかできることじゃないから。
なので、ずっとWESTには売れて欲しい!と思っている反面、今のこの立ち位置だからこそのアイドルにして隙間産業的なパワフル感もあるのかなあと思うと、それこそ『間違っちゃいない』のかもなあーなんて。
けど売れてほしいからね!
本人たちも言ってるし!
重岡くんが「ここからゆっくり上がっていくから」って言った言葉、ずっと心にあります。
あれ、なんの話だ(笑)
なにはともあれ、本当にいい楽曲。
これを、濵田くん神山くんと歌うというのも、また粋ですよねー。
重岡くんは、本当に"主人公"で"魂"な人だなー。