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第37回直方谷尾美術館 室内楽定期演奏会

2019.08.11 14:55

第37回直方谷尾美術館 室内楽定期演奏会:2019年8月10日(土) 17時開演 16時30分開場

 バロックから私たちの時代の楽曲で祝うベートーヴェン250歳 

   10夜のオマージュ 2019-20年

「第5夜」ベートーヴェン44歳。 スランプと生活苦の最中に見出した一筋の光とは?

<公益財団法人福岡文化財団、公益財団法人朝日新聞文化財団助成事業> 

【占部由美子&フレンズ シリーズ6】 

<Program> 紹介(演奏者のサイン入り!)

<曲目:今回から簡易版を後述いたしますので、ご参考ください>

・F.クライスラー ルイ13世の歌とパヴァーヌ 紹介

・L.ヤナーチェク おとぎ話 紹介

・F.プーランク チェロとピアノのためのソナタ 紹介

・R.シューマン 幻想小曲集 作品73 紹介

・L.v.ベートーヴェン ピアノとチェロのためのソナタ 第5番 ニ長調 作品102-2 紹介

<アンコール>

・エルガー 愛の挨拶

・サン・サーンス 「動物の謝肉祭」より「白鳥」

<案内> ①新聞報道


<出演者>ピアノ:占部由美子  チェロ:木越洋  

 直方市出身、現ミュンヘン音楽大学教授の占部由美子さんと盟友奏者によるシリーズ6。

今回のパートナーはチェリストの木越洋さんです。

 木越さんは32年間に渡ってNHK交響楽団のチェロ首席を務めてこられました(1981-2013)。

 時期は異なりますが、二人はミュンヘン音楽大学にてワルター・ノータス氏(元・バイエルン放送交響楽団首席チェリスト)のもとで学んでいます。

 同じ大樹から生まれた二人による協奏、そして今回が初共演!

 どのような響きが醸されましょう?

 大きな期待がかかります。

【参考】曲目紹介

 L.v.ベートーヴェン ピアノとチェロのためのソナタ 第5番 ニ長調 作品102-2 

 40代半ばのベートーヴェンは創作のスランプと生活苦の最中にありました。

 しかしそのような時に2曲のチェロ・ソナタが降りてきたのです。

 当夜の第5番はその1曲。

 精神性の深い晩年の作風の端緒となり、窮地に一筋の光を見出すことができたのです。

 L.ヤナーチェク おとぎ話

 併せて20世紀を代表するチェロ作品が2曲、演奏されます。

 モラヴィア(チェコ東部)のヤナーチェクの「おとぎ話」はタイトル通り、童心に戻されるような純な作品です。 

 F.プーランク チェロとピアノのためのソナタ

 フランスのプーランクのソナタは、生粋のパリっ子が作るとこんなにも「ポップ」になるのか?と驚かされます。

 R.シューマン 幻想小曲集 作品73 

 鬱病に苦しむシューマンに訪れた円熟期の1曲「幻想小曲集」。

 F.クライスラー ルイ13世の歌とパヴァーヌ

 「愛の悲しみ」や「美しきロスマリン」などのヴァイオリン小品でお馴染みのクライスラーがフランスバロック期の大家のスタイルで書いた愛すべき小品、「ルイ13世の歌とパヴァーヌ」をお楽しみください。