優しくて真面目な男はなぜモテない?
女性の会員さんに「どんな男性が好みですか?」と聞けば、ほとんどが必ずと言って良いほど「優しい男性」と答えます。これは不思議と皆さんそう言います。女性ファッション誌『andGIRL』が、アラサー女子1,000人を調査した記事によれば、女性が好きな男性のタイプは、1位「優しい」255票、2位「誠実」144票、3位「仕事をがんばっている」99票、となっています。正に「やさしくて、誠実(真面目)で、頑張って仕事をする男性」は女性にとって「理想の相手」の筈なのです。でも実際には、交際を断ってしまう理由として「優しすぎる人、いい人すぎる」と女性が異口同音に仰るのも事実です。
これって矛盾してませんか?!。「優しくて真面目な人」が好きだと言う女性心理と、「優しすぎる人、いい人すぎる」タイプが嫌いだと言う女性心理は、いったいどこが違うんでしょう!。言葉にすれば同じじゃん!、と思うかも知れませんが、実は全然違うんですよ。何が?、「優しい」の意味が違うんですよ!。
<女性が求める「優しさ」>
女性が好きな「優しい男性」の本当の意味とは…。
①「誰にでも優しい男性」ではなく「私にだけ優しい男性」です!。(出典:GIRL)
女性は好きな男性に特別扱いされたいと考えているもの。例えば合コンや飲み会で男性の周りに何人も女性がいたとしても、自分だけに優しくしてくれれば嬉しくなります。優しいのにモテない男性は気になっている女性も他の女性も区別なく優しく対応するため、女性側も特別感を感じられないのです。「特別扱い」といっても極端なことをする必要ありません。他の女性よりも優しくしてあげるだけで、気になる女性は「私のことを特別扱いしてくれた!」と喜びます。(出典:DARL)
②「何でも許す人畜無害な優しさ」ではなく「叱るときはしっかり叱るちゃんと向き合う姿勢」です!。 悩みを相談すれば聞いてくれるし、困ったら手を差し伸べてくれる。そんな優しい男性は女性にとって人畜無害な存在と見られがちです。「いいよ」「大丈夫だよ」「平気だよ」と、何をしても許してくれる優しい男性は、友達として一緒にいるにはとても便利です。でも、彼氏にするとなると話は別。なんでも受け入れて、自分の言うことに反発することが少ない優しい人は彼氏として物足りなく感じてしまいます。 本当に大事に思わっているなら、間違ったことをしていたら叱ってあげるのが優しさです。叱るということは、その人のことを特別だと想っているからです。どうでもいい人に対して間違いを訂正することは少ないはず。自分のために正面からしっかりと向き合ってくれる男性のことを、女性も特別だと考えるようになります。(出典:DARL)
③「物事を決められない優柔不断な優しさもどき?」ではなく「女性をリードしてあげられる優しさ」です!。 優しいけどモテない男性は、デートの最中に自分で決めることをしません。食事をするにしても、遊びにいくにしても、女性にすべて決めさせます。デートの時などに女性の意見を尊重するのは悪いことではありません。ですが、本心では「男の人にリードして欲しい」と思っている女性も多いようです。女性の意見を聞きつつも、最後は男性が引っ張ってあげなければいけません。(出典:DARL)
④「没個性的な頼りなげな優しさ」ではなく「自分の考えを言葉にできる頼れる優しさ」です!。 優しい男性は性格が穏やかで、物静かというイメージが強くあります。それに加えて女性の意見に素直に従うだけの大人しい男性は、どうしても頼りなく映るものですし、女性には本心が分からない人にみえています。人間ですから気に入らないこともあれば、他人に怒りを覚えることもあります。故に、むしろモテる男性は自分の考えを持っており、それをしっかりと言葉にしています。(出典:DARL)
⑤「下心が透けて見えて歯が浮くような優しい言葉」ではなく「自然な紳士的優しさのレディーファースト」です!。(出典:GIRL)
誠実な男性は不器用で照れ屋なので、「こんな可愛い子には会ったことがない」、「こんな美人と飲めて幸せ」、「美人で仕事ができて最高だね」、「こんな素敵な女性と知り合えて、生きていてよかった」、などと歯の浮くような褒め言葉を言ったりはしません。(出典:NEVERまとめ)
女性は自然なレディーファーストを「優しく守られている」と感じて嬉しい気持ちになるのです。「道路を歩く時は車道側を男性が歩く」、「エレベーターで先に乗って「開」ボタンを押す、降りる時は「開」ボタンを押して先に降ろす」、「ドアを開けてあげる」、「上りの階段やエスカレーターでは女性の後ろから行き、降りる時は先に行く」、「レストランで女性を先に座らせてあげる」、「鞄(かばん)や重たい荷物を持つ」、「コートを着させてあげる」、レディファーストは、デートの時にだけやろうとすると、ぎこちなくなって不自然な動きになってしまいます。普段からあたり前のように行うことによって、大切なデートの時に意識していなくても、さりげなくレディファーストができるようになるのです。なので、普段の生活の中で練習するつもりで知らない人に対してもレディファーストを行うようにしてみてください。女性がレディファーストをしてもらって嬉しいのは行為そのものではなく、男性からの気づかいが嬉しいのです。自然にレディファーストができる男性は女性に好かれますよ。(出典:ランキングネット)
<女性が求める「真面目さ・誠実さ」>
そもそも結婚に真剣に取り組んでいる男性が「真面目さ・誠実さ」を持ち合わせていない筈はありません。だとすれば、男性が考える「真面目さ・誠実さ」と女性が男性に求める「真面目さ・誠実さ」は微妙にズレているのだと思います。女性が男性に求めるのはもっと身近な具体的な態度なのだと思います。
①誰にでも分け隔てのない対応
②基本的な挨拶、コミュニケーション
③相手に対する感謝
④会話に関心を持つ
⑤相手の都合、スケジュールなどに配慮できる
男性は自分が誠実さを絵に描いたような人間だと思っていても、婚活やお見合いの席で相手の話を遮り、露骨に顔に出し、聴き上手になれない男性は結構多いと思います。一方で誠実さが無さそうに見えるチャラ男タイプは、どんな女性に対しても、態度に出さず接し、とにかくマメにメールなどをする筈です。観念的な「真面目さ・誠実さ」は婚活でも結婚でも役に立つことは無く、具体的な行動で女性に不快な気持ちにさせないことこそが、本当に求められる「真面目さ・誠実さ」なのだと思います。(出典:KOIGAKU)
<まとめ>
「優しくて真面目な人」が好きだと言う女性心理と、「優しすぎる人、いい人すぎる」タイプが嫌いだと言う女性心理は、実は矛盾してないことをお分かりいただけましたでしょうか?。つまり、言い換えれば「優しい人」は好きでも「優しすぎる人」は嫌われますし、「真面目な人」は好きでも「いい人すぎる」タイプは嫌いなのです。むしろ、度が過ぎることが無ければ問題はありません。特に結婚を前提としたお付き合いをする場合は「優しい人と一緒に居ると、なんか安心するしホッとして居心地が良い。」とも聞かれますし、「真面目で礼儀正しい人は、ありがとう、ごめんなさいを素直に言える。」と言う意見もあります。モテる、モテない、に拘わらず人として正しい姿です。でも女性は意外性やギャップに心を奪われてしまいがちですから、「優しくて真面目で誠実な人」が「強さと厳しさ」を兼ね備えたら、いきなり「THE理想の男性」に生まれ変わることができるのかも知れません。
今日は、この辺で失礼します。