学生による稲城観光まちづくり調査報告会を開催
観光マーケティングを研究する鮫島卓ゼミの4年生が中心となって、稲城市観光協会の学生事業部として観光まちづくり活動を行っています。今年のテーマは「女子大生目線の新たな観光資源の発掘とコマジョ生へのプロモーション」です。
これまで学生主体で市場調査、観光資源調査のフィールドワークを行い、グループワークや議論を重ねて検討を重ねてきました。学生主体で本当にできるのか、最初は不安もありましたが、それぞれの役割を意識して本当に良く頑張ってくれました!
そして7月24日に、稲城市観光協会の寺田事務局長と尾澤職員、いなぎコミュニティビジネスクラブの浜田代表など地域関係者をお招きして、調査中間報告会を実施しました。
まず現状の課題を明らかにするために実施した本学の学生・教職員500名を対象にした質問票調査の結果を発表。通学経路、稲城市内観光スポット訪問歴、飲食店利用歴、稲城のイメージ調査の結果を発表しました。500名サンプル目標を達成するために全員が履修している授業や友人などに依頼する活動を行い、見事目標達成!
調査によると、大多数が稲城の観光スポットや飲食店を訪れたことがないことがわかりました。今後、多くの学生や教職員が稲城の観光スポットや飲食店に足を運んでもらえるように、10月の学園祭(りんどう祭)での観光プロモーション活動を予定しています。
同様の調査は毎年実施し、学生による観光まちづくり活動の評価指標として定点観測をしていきたいと思います。加えて、稲城市観光政策の基礎資料としても活用されます。また、「女子大生目線の新たな観光資源の発掘」を目的にした調査の中間報告を行いました。絶景スポット、東京オリンピックロードレース、宿泊施設の紹介のほか、各自が調査した結果を発表。特に目を引いたのが、アニメ『甘城ブリリアントパーク』の聖地巡礼化、シェア自転車を使ったサイクリングコースでした。京都アニメーションが制作した話題作の舞台となっていたこと発見は、アニメ好きならではの視点でしたし、普及しつつあるシェア自転車の活用も若者らしい発想です。稲城の点在する観光スポットをサイクリングで結ぶ観光ルート化は非常に期待できるものでした。
参加した地域関係者からは、「女子大生ならではの視点や感性に新鮮さを感じ、新しい稲城を知る機会になった」「若い力を稲城のまちづくりに活かしてほしい」など声を頂きました。嬉しい限りです!
詳しい調査結果は、ポスターセッションやパンフレットを通じて10月の学園祭(りんどう祭)で発表予定です。ご期待ください!