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哀しき召喚士。

2019.08.02 15:27

一週間の御無沙汰です。

今回のタイガ、主役はピリカちゃんでございました。ここにきて、存在感を発揮してくれましたね。最初はそうでもなかったけど、今回のお話でちょっと「可愛いかも」と思ってしまいましたよ。脚本の勝利でしょうか。

上の写真で流行りのタピオカミルクティーを手に一緒に写っているのは、ピリカちゃんとファンションビルで鉢合わせしたメゲル星人の召喚士。名前は一応"葵"ちゃんらしいですが、まあ本名じゃないんでしょう。


■ダマーラ星人のほうが見た目ワル者っぽいのに。

自分たちが住めそうな星を見つけては、かたっぱしから惑星侵略用の毒炎怪獣セグメゲルを送り込んで、その星の住人を壊滅に追い込むという非道なメゲル星人。冒頭でいきなりタイガが倒しちゃいますが、召喚士を倒さない限り、何度でもセグメゲルを呼べちゃうらしく(故郷の星を滅ぼされたダマーラ星人のオッサン談)、怪獣を倒しても埒が明かないと分かった工藤君たちは、召喚士を探していたのですが、まさかのこんな可愛い子が・・・。

"ペアルックのおサボリ同盟"としてしばし心を通わす二人でしたが、ピリカが自分を探していることを知り、彼女への不信感を募らせた葵が再びセグメゲルを召喚してしまいます。

タイガもフーマもセグメゲルの毒性攻撃・セゲルフレイムで苦戦し、最後にタイタスがパワーで圧倒するものの、尻尾を切断したがために毒を浴びて絶対絶命。


■出会って別れるまで24分(涙)

自暴自棄になって追いすがるピリカに辛く当たる葵。「この仕事が終わったら他の星に行くだけ」と強がる葵に号泣モードで説得を続けるピリカ。やがてその目には涙が。それを葵に指摘され、自分の本当に気持ちに気付いた彼女は、我が身を犠牲にしてタイタスの毒を打ち消すのでした。

▲なんか出会いから別れまでが急展開すぎて、ついていくのが精いっぱいだったけど、切なかったよ。葵ちゃん。


■タイタス・ザ・マッスル

そして最後は復活したタイタスの迫力と"エックスレット"の必殺技で無事に、セグメゲルを打ち負かすのでありました。タイガはセグメゲルに噛まれてめちゃ痛がってたけど、タイタスは全然平気でした。

▲キメポーズはお馴染みボディビルダー系。手前はコルベット専門店の駐車場かしら。めっちゃ南国風なんですけども。


■自分の未来は自分で決めていい!

今回の個人的ハマりワードは、これかなあ。今の仕事(念のために言うておくと惑星侵略です(-_-;))がイヤでしょうがない、でも今の自分にはこれしかなから・・・と寂しそうに言う葵に「そうかなぁ?仕事なんて他にたっくさんあると思うけど!」とピリカ。「・・・そんな簡単じゃないよ・・・あたし一応、この仕事の責任者だしさ。代わりもいないし、自分がイヤだってだけで辞めていいってわけにはいかないよ!」と半ば逆ギレ気味にまくしたてた葵に、ピリカは言います「仕事に人の未来を決める権利は無い!自分の未来は自分で決めていいんだ!」。これは昔、ピリカが仕事に行き詰っていた時に、大好きな人に自分が言われた言葉なんだそう。大好きな人って誰なんだろう。カナ社長なのか、ホマレ君なのか。

なんかいいよねー。誰かに言われて決まる未来ではなく、自分で選んだ未来のほうがきっと素敵なはず。葵の場合は、身を挺してピリカのいる地球を守るという未来を選んだけど、彼女はそれで安寧を得られたんじゃないでしょうか。哀しいけど。葵役を演じた谷本琳音ちゃん、いい雰囲気だったし、また復活してくれないかな。

▲コーヒーの中にひっくり返るタイガ・・・ダサいよ。