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さびにゃんのお話

2019.08.12 11:00

昨日のブログの迷子猫さんのお話です。


仮名は「さびにゃん」になりました。

とても人懐っこくて飼い猫を疑い警察や保健所に問い合わせましたが、該当する猫は居ませんでした。


相談者様は近所中を探してくださいましたが有力な情報は得られず…

もしかしたら家に帰っている時間があるかもしれないので、首輪をつけて、そこに手紙をつけてみる案を実行してくださいました。


しかし手紙が外されることはなく、首輪もついたまま・・・

中外自由に飼われている方でも、自分の猫に見知らぬ首輪がついていたら気にしませんか?

もしかして飼い猫ではないのでしょうか?



相談者様が悩まれているある日の朝、玄関前でねずみを咥えて待っていたそうです。

それを見て、「何もできないけど、せめて避妊はしてあげたい!」と相談を受け、前回一緒にTNRを致しました。


その時に発覚したのが「避妊済み」だったこと。

お腹を剃ったら傷があったのですが、傷の横に縫合による点々の傷がなく「ケンカ傷か避妊済みかわからない状態です。」と先生より連絡を受けました。

先生でも判断が難しい状態だったので開腹して確認をしてもらったところ、糸があったそうです。

縫合跡が消えていることから「避妊から3年以上経っていること」と「約5歳くらい」ということがわかりました。


そして、

・迷い猫

・自由飼いの子

・飼えなくなって捨てられた子

・耳カットなしのTNRの子

の4つの可能性から、耳カットはしない方が良いと判断しましたが、既に開腹前にカット済みでした。

さびにゃん、2度めの麻酔をかけた上に余計な傷を作ってごめんなさい。




相談者様は術後の回復を待っている間にもたくさん悩まれ、色々と相談をし一旦リリースをした上で見守る事に決められました。



しかし…

リリースしたのですが、数分後に戻ってきました。


その後も毎日家の前で待っているため、近所から苦情が出たそうです。

悩みに悩まれてご家族様とも何度も何度も相談をしてもらい、ご自身で保護をして飼い主さんを捜すことになりました。



現在皮膚炎の治療中です。

飼い主さんが見つかりますように。