愛するリコーダー
今年に入ってから、リコーダーを習い始めたんです。
私の先生は、リコーダー奏者の水内謙一さん。実は大学時代の同級生。仕事で20年ぶりくらいに再会して、あまりに彼の音楽世界が素敵すぎることになっていたのを知り、そしてリコーダーという楽器があまりにチャーミングであること知り、もう弟子入りせざるを得ませんでした(笑)。
それで、何回目かのレッスンで、さっそく木製リコーダーを注文することに。先生オススメの大阪の工房タケヤマリコーダーさんにお願いして、作っていただきました。
このお色。惚れ惚れするねぇ。
先生も「当たりだったね!」と言うくらいの、すご〜くいい音色のアルトなんです。可愛くて仕方がありません。
本格的な木製リコーダーを持ったのなんて、もちろん生まれて初めて。
最初に吹いたときの感動といったら......。 木の、優しく、それでいてどこか主張のある香りがフワァ〜ッと頭部に広がりました。つんざくような、プラの痛い感じの音とは程遠く、耳に届くのは丸くのある艶やかな音色。温かみのある指の感触と、美しい木目と茶色の濃淡。やられた... 一瞬で大好きになった。
ちゃんとシリアル番号入っています。
始めておよそ半年のタイミングで、発表会があったんだけど、いきなりマルチェッロのソナタに挑戦。「正直この楽器だから、ここまで上達できたんだと思うよ」と先生が言ってくれました。こちらのコントロールに応えてくれる楽器は、かならず成長させてくれます。なにしろ吹いていて音色の幅があるということは楽しいので、ついつい吹きたくなるから、練習を重ねることになるのです。
レッスンでは、A. スカルラッティの Sinfonia in Gに入るところ。明日は、先生が中のブロックをお掃除してくれるそうです。綺麗になろうね♪
たぶん、一生リコーダーはやめないと思うので、先生おすすめの別の職人さん(数年待ち)にも、楽器をお願いしてしまおうかな...というさらなる夢と野望が膨張中です。