204.当事者意識を持たせる
2019.08.04 07:05
1972年、大変人気番組になった中村敦夫が主演の「木枯らし紋次郎」の中で、紋次郎が口にする決め台詞「あっしには関わりのないことでござんす」が流行語になりました。まさしく紋次郎も当事者意識のない人間だったわけですが、それほどの人気番組になったのは、当時、社会的に紋次郎タイプの人間が多かったのではないか。さて、もし貴方の部下に紋次郎タイプのビューティアドバイザーがいたらどうすればよいでしょうか。部下を指導することもチーフとしての重要な役割です。
当事者意識のない部下は、なぜそうなのか、その原因はなにかを考えると、まず、考えられることは自分が責任をとりたくないからで、本人が仕事に自信がないからかもしれません。したがって、チーフは自信を付けさせるように指導したらどうでしょうか。さほど重要ではない仕事を見つけてやらせてみてください。それができたら徐々に仕事の質を上げてみたらどうでしょうか。例えば、個人別売上の集計をさせたり、打ち合わせの議事進行係などはさせたらどうでしょうか。いずれにしても、紋次郎型人間を無視したり除け者にしたりせずに、巻き込んで仕事をさせてゆかねばなりません。