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波乱万丈の8月4日:そがん1日にいろいろあらんでも

2019.08.04 23:28

2度目のブリュッセルにやってきました



ドイツ国際平和村のことをもっとお伝えしたいのですが


夜には 無事に友人宅にたどり着きゆっくりと過ごすことができていることに

感謝したくなるような わちゃわちゃっとした今日


せっかくなので今日のことを少し。




早朝 

ホテルで火災報知器が鳴り響き

耳を塞ぎたくなるようなサイレンの音で起こされ

何か分からないままにパジャマのまま避難



あらゆるカメラとiPadとパスポートと財布、スマホをざざっと袋に入れ

大事なおもちゃでパンパンのリュックを背負い

他のお客さんとぞろぞろと一階へ



泣いたらもっとパニックになるのは分かったので

恐怖で顔色の悪くなる娘に

「今は泣かないで行こう!」と話し

娘は涙を堪えて頑張りました



サイレンに驚いて廊下に顔を出したとき

隣部屋の人は

「Do you need help?」と声をかけてくれました




この状況でそれを言えるなんて。


私は言えるだろうか。





消防士さんたちも来ていて物々しかったのですが

30分もすると部屋に戻ることができました


おかげで早起きできました





部屋でほっと一息つき 荷物を元に戻しながら

わたしはなんかものすごく反省しました



目の前に大きなタオルもあったのに

そんな命を守るのに役立ちそうなものは何ひとつ持っていなかった


考えも及ばなくて

あぁ訓練って大事だなと心から思いました


↑  ホテルの外で。
目の前の男性は 靴の紐も結ばずに とりあえず逃げてきたのだと思います



午後にはベルギーのブリュッセルへ発ちました

14:30に出て到着は17:30の予定


ドイツなので 予定通りに行くことは期待していませんでしたがw


新幹線みたいな高速列車、

暑いなと思っていたらエアコンが壊れているとアナウンスがあり

3時間がんばろうね、と話していました


途中のケルン駅で40分も停車


それからオランダを経由しブリュッセルに入り民家も見えないようなところで列車はストップ



娘は汗だく

エアコンなしで窓も開きません


乗降ドアは開けてくれたので

そこからわずかに入ってくる外の空気が心地よかったものの

それだけではもちろん足らず…


熱中症対策に 水やジュースがいくつも配られました




結局そこでは2時間以上の足止め



すでに通り過ぎた最寄りの大きな駅まで戻るというアナウンスから

1時間以上も発ち

ようやく走り出し歓声が上がったと思ったら数メートルでとまっちゃう


そんなことを繰り返し

列車を乗り換えて

ブリュッセルに到着したのは夜の21時


なぜか途中でwifiもご臨終になってしまいましたが

はじめての場所じゃないので

すいすいと友人宅までたどり着くことができました




こういう何かハプニングがあった時に

言語難民となってしまいます


そもそも英語もばーーーっと話されたら分からない


それにドイツ語で1分以上アナウンスがあったあと

英語に切り替わったら

「we will leave soon」だけに短縮されたりで状況がつかめませんwww




そして みんな暑さとつかれと

その後の動きのリサーチや連絡、その気疲れなどで疲れているはずなのに

誰も文句を言っていませんでした


同じコンパートメントの人は

私に丁寧に状況を説明してくれたり

こどもたちはみんな一緒に遊んだりで

とても雰囲気が良く

乗り換えた列車でも一緒に座ったりして

ここでも人の温かさやたくましさを感じることができました

ありがたくてありがたくて



どの国でも 頼りになるのは同じ立場のお客さんです



そして職員さんがとっても明るかったのが印象的でした


小さい子用に濡れタオルを用意してくれたり

あやしてくれたりという気配りも。




ドイツは お客さんと職員の立場が平等なんですって

日本のような「お客様は神様です」ではありません


だからめっちゃくちゃに態度が悪い店員さんとかもいて笑うんだけどww

今日それがどういうことか少し分かりました



職員さんに事情を聞く人はいても

責める人はいないし

職員さんもなんだかとっても明るいし

乗客に頭を下げるなんてこともありませんでした


それに私は何も違和感を持ちませんでしたが

ふと これが日本だったらと思うと

職員さんは走り回って頭を下げまくって大変だろうなぁと想像できます


ドイツらしさなのか分かりませんが

職員さんが明るいというのはとっても良いですね。全体の雰囲気につながります




こうやって トラブルがないといえば嘘になりますが

スーツケースのタイヤも一輪やばいことになっていますが


それでもあるのは どうとでもなることばかり


本当に何かどうしようもないことは起こらないということだけを信じて

日本を出ましたが今のところそのとおりになっています


どうとでもなるけど

自分だけではどうしようもないことばかり

だからこそ

手を貸してくれる人々や見えない偶然に

感謝しながら過ごせています

子どもたちは暑さで裸んぼになりながら列車の待ち時間に思う存分遊べたようです