かっちょいいぞ、ポルトガル。
これまで300回を越える海外旅をしてきながら、全くノーマークだったポルトガル。
「ヨーロッパの端っこだし、とくに行くこともないか」・・・そう思って飛ばしてしまう旅人は少なくないと思う。でなければ周りにもっと「ポルトガル行ってきたぜい」って言う、そんな旅人がもっといてもいいはずだし。
なので聞くもの見るものが全て新鮮ポルトガル。
ポルトガルはいい意味で「裏切られ」の連続。
なにしろポルトガル=カルタ、ポルトガル=コロッケ、ポルトガル=天ぷら、ポルトガル=バスゴダガマ・・・教科書で習ったそのくらいのことしか知らないし。その程度の知識で行ったもんだから、まさかこんなにお洒落な装置が街にあふれているとは全くの予想外。
なんてったって町がかっちょいい。
COOL JAPANNもいいけど、ポルトガルもかなりCOOLが潜んでいたのには意外。
EMBAIXDA。
リスボンの町のほぼてっぺんにある「モール」とでもいったらいいのか、小振りな商業施設。小振りながらも中世の城みたいな佇まいの建物は「ロイヤルファミリーが実際に使っていた建物を利用している」もの。なので、城「みたい」なではなく、実際ある意味「城」だ。重厚さとどっしり感と用のないやつは来るなオーラ全開なのは、本物が醸し出すパワーなんだろうな。
「用のないやつは来るな」オーラは入り口からも感じる。そもそも小さい。商業施設ならお客を呼び込んでなんぼ、なはずなのに小さくてわからない。まるでひとんちの玄関サイズ。
緊張しつつドアを開け中に入ると、ヤバイですよ!いきなりの彫刻。それに吹き抜け螺旋階段かよって。
しかしいったいどこにショップがあるんだ?これか、これがテナント看板か。
MADE IN PORTUGULと書かれているということは、ポルトガルのブランドばかりを集めたというわけか?
やばい、なんか緊張してトイレ行きたくなってきた。
トイレどこだよおい。マジ!?これがトイレ入り口?わかないっての。
とりあえず螺旋階段を上がって2階に。
吹き抜けてるっす。
天井の明かり取り天窓から光が差し込む感じが、こりゃまた、なんともで素晴らしい!
光が到達する1階にあるのはレストランバー“Gin Lovers”
ジンリッキー、ジントニック好きな自分としては飲んどかないとだな。
だけどこの空間、この佇まいだ。いくらだ?
Beefeaterで10ユーロ、約1,200円だ。
この空間でこの金額でこれなら飲むしかないな。
出てきたのは大きなワイングラス。こんなの初めだ。初めて見るジントニックだ。ヨーロッパではこうなのか?いや違う。以前フランスで飲んだときには違った。ではポルトガルだけなのか。わからない。しかしこの後他の店でもジント二ックを頼んだらこんなようなグラスで出てきた。やはりポルトガルではこうなんだろうか?
さて、飲み干したらそろそろ出るか。
買い物はとくに興味ないしな。
いやぁにしてもお洒落だわ、
このサイズ、この風格、この建物をこんなふうに使うポルトガル。かっこ良く裏切られたわ。
そんなリスボンまで↓