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excelsior

枠組みを作ることの重要性

2019.08.05 14:36

こんばんはExcelsiorです。


NIKKEI BP GOVERMENTに面白い記事がありました。





最初から100点を目指すのではなく早くPDCAを回すことが重要であるという"60点主義"が大切。うまくいっている箇所があればそれを真似すればいい。"他の人が解いた問題で悩むな"

(内閣官房 IT総合戦略室IT総合戦略官 遠藤氏 [一部改編])



まさしくこの考え方は学問においても非常に重要です。






初めから100%の状態を作ることはおおよそ全ての事象において不可能です。

大切なことは過去のナレッジから重要な要素を抽出し大枠を作成する。

そしてその後100パーセントになるようにシェイプアップしていくことが重要なのです。







私は日本人とは非常に勤勉な人種であると感じます。

(少なくとも私の知り合いのインド人、アメリカ人、ドイツ人、韓国人、中国人、オーストラリア人と比べたときの私自身の感覚です。)


初めから100%を目指すことはほぼ不可能であるのに100%を求める人々が多いです。

完璧に理解できないと先に問題を進めない生徒や、腑に落ちない細い部分で足踏みする生徒は本当に多い。




そしてやたらと手を抜くことを嫌う。



私が一番素晴らしいと感じた部分はまさにこの

"よその人が解いた問題で悩むな"

という部分です。





私の解釈では

"細く何事もするのではなく、手を抜くところは手を抜かなければならない"

というように聞こえます。






少し話が変わりますが皆さんSputniko!を知っていますでしょうか。



Sputniko!(スプツニコ、スプツニ子!、尾崎マリサ優美[1]、1985年7月1日 - )は、東京を拠点に活動するアーティスト。専門はスペキュラティブデザイン。マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ助教を経て、2019年4月現在、東京大学生産技術研究所RCA-IISデザインラボ特任准教授[2]兼、東京藝術大学美術学部デザイン科准教授[3]。

(引用元 wikipedia)



彼女は


"日本文化を海外発信する前に日本人が日本を知らなくては!」と論じるタイプは、「日本人が日本を知らなくては!→日本を勉強しているうちに年月過ぎて若い世代が出る→若い世代も海外発信する前に日本を知らなくては!→結局何も海外発信されてない の永遠ループに、気がつかないのかな..."



という風に述べていました。









ある程度割り切ることも重要ですね。











少なくとも私は


まずアウトラインを抑える


その上で完璧に近づくようにシェイプアップする


ことを授業では指導しています。








勉強においてだけでなく

満点を狙うことから脱却することが大切かもしれません。









場外ホームランもギリギリのホームランも、ランニングホームランも全て同じです。

場外ホームランをわざわざ狙う必要はないのかもしれません。