【ISHINOMAKI BUCHI ROCKインタビュー】東日本大震災から8年。様々な体験やつながりを未来に紡ぐためのフェスが、牡鹿半島で初開催される。
宮城県の牡鹿半島。三陸リアス式海岸の南端で、金華山などの観光名所もある。東日本大震災半島では大きな被害を受け、地震前に比べて東南東に約 5.3 メートル移動し、約 1.2 メートル沈下した。防潮堤は建設されているものの、真の復興まではまだ程遠いと言えるだろう。この牡鹿半島の先端に近い漁港で野外フェスが開催される。石巻の中心地からでもフェスが用意したシャトルバスで1時間も要する場所だ。なぜここで開催するのか。参加すれば、必ずその答えが見つかる。ISHINOMAKI BUCHI ROCK実行委員メンバーにインタビュー。
–––– ISHINOMAKI BUCHI ROCKが初開催されます。どういう経緯でフェスが立ち上がったのでしょうか。
東日本大震災の時、足しげく通って地域を支えてくれたアーティストや仲間への感謝と、自分たちの気持ちを支えてくれた「音楽」を通じて地域の活性化を図りたいと思い開催することとしました。
–––– 会場の小渕浜漁港、そして牡鹿半島はどういう場所ですか。
海と山に囲まれた美しい地域です。海の幸、山の幸、一年中美味しい物が食べれます。食いしん坊には、たまらない場所ですね。
–––– ISHINOMAKI BUCHI ROCK実行委員会はどういうメンバーで構成されているのでか。
地元石巻の音楽好きの仲間です。
–––– 東日本大震災から8年。現在の牡鹿の状況を教えてください。
まだまだ復興途中ですし、人口減少が著しいですね。
–––– 開催が近づいてきている今、来場者にお伝えしたいことは?
地域の人が日常生活を営んでいる場所をお借りして開催します。地域のみなさんに迷惑になる行為は禁止とさせていただきます。
–––– 真夏の開催です。来場者にどんな点を注意してもらいたいですか。
休憩と水分を十分に摂って熱中症対策をしっかりしていただきたいことと、雨が降ると風も強く吹く地域ですので、いかなる自然の状況にも対応できるよう、準備願います。
–––– どんな出店が並ぶ予定ですか。
食は、地域の海の幸がたっぷり食べれますし、ほかのフェスでも有名な食べ物のお店が出店します。石巻らしいアクセサリーのお店もあります。
–––– ISHINOMAKI BUCHI ROCKでどんな時間を過ごして欲しいですか。
自然の美しさ、大好きな音楽、爽やかな海風、美味しい海の幸、木々の香り海の香り…五感をふるに使って楽しんで下さい。
–––– まだ初回の開催前ですが、ISHINOMAKI BUCHI ROCKのどんな未来を描いていますか。
やはり、テーマである「未来へ紡ぐ」ですね。アーティスト、お客様、地域、支えてくれたすべての方、ひとつひとつが繋がって独自のカラーが出来上がれば良いですね。
開催日:8月12日(月・祝)
会場:小渕浜漁港特設会場(宮城県石巻市)
出演:BRAHMAN、MONOEYES、NAMBA69、TOKYO TANAKA from MAN WITH A MISSION、片平里菜、ほか