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目標とする人と目指すべき人材〜会社で求められることから見えてくる相性

2022.02.15 03:58

一緒に働いている先輩や上司を直接見ていて

将来はあんな風になりたいなと思ったり

見たり調べて知った内容から「あんな風になりたい」と思った経験ってありますか?


ある程度働いているとそういったものも見えてきますよね。


もちろん、ない人もいるでしょう。


転職活動でも日頃のコミュニケーションでも

目標を持つことは誰でも求められて

内容が具体的であれば、しっかり目指してくれるという期待が持てるので好まれます。


自分自身の将来のビジョンが整理できていないか、そもそも本当にない場合もあります。


身近に目指したい人がいれば、実際に行動を見て真似が出来るので実務に伴って学べ、実務としてアウトプットも出来ます。


イメージで「こうなりたい」がある場合は自分自身で仕事に落とし込む必要があります。


個人の成長のためには、見たり真似たり出来る存在は目指す位置という意味でとても大きいです。


ただ、実際にその目指している方向が

会社が同様に求める方向かというと少し話が変わってきます。


キャリア全体で目指すべき指標が出来たとして

それを貫いた時に

実現できた時に

企業で必ず評価されるかと言ったらそうではありません。


特に、直接毎日の仕事っぷりから評価をつける上司は

部下としてしっかりと仕事をしているか?を基に評価をします。


結果に結びついているならば良いですが

そうでない場合は、あまり評価をされません。


当たり前のことですが

本人としては目標に向けてとても頑張っていて評価をされていないという状態です。


理想を持って頑張っているとは思ってくれたとしても

実際に実績がでないと業務を部署としてしっかり遂行するために方向修正も必要になります。

つまりは仕事を任せてもらえなくなります。


企業にはその企業での生き方があります。

終身雇用ではない時代に突入し

それぞれが「キャリア全体で」考えなければいけませんが


どのようなキャリアのビジョンにせよ目標にたどり着くためには

実績を出す必要があります。


そうなると本来目指すべきは

「その企業で評価される人材」です。


それはどんな人材かと言うと


まずは与えられたミッションを着実にこなしていける人材です。


入社の際に確認をする企業のカルチャーと

目標とする人物像とのギャップはここから生じます。


多くの場合に目標としている人は実績を出して活躍している人の場合が多いので

社内で後発的に見つけた場合はいきなり同じようにしようとしなければ問題がありませんが


イメージで「どうしてもこうなりたい」がある場合にこういった壁にぶつかります。



目の前にある必要な仕事をやっては欲しいのに

理想のイメージでは大きな仕事を求めてしまって

あまり前向きに取り組まず結果を出せない「なんでこんなことをやっているんだろう」と思ってしまうような状態です。


まずはその理想のイメージ、影響を受けた人が影響を与えるに至るまでに登ってきた階段を上っていかないと、いきなり同じ仕事や立ち振る舞いが出来ることはそうそうありません。


企業としては企業のカルチャーに賛同して

もしくは求める人物像に合致したと判断して採用をするわけで

その入り口がズレてしまうと

そもそも仕事に対する目線がズレていますので

企業:自社に合った人を採用したいという目標も

応募者:理想の人材像を実現させたいという目標も

どちらの目標も達成できない可能性がでてきます。


理想とする人材像を貫いた結果、その企業にとっては評価が難しい人物になってしまうわけです。


基礎の部分は同じですが、その先のキャリアの歩み方は身を置く環境との相性が非常に大きいです。


後発的に見つけた目標も、実際に組織での評価とマッチしない場合

それに気づくのは会社を知り仕事を知り視野が広くなって初めてです。


目標の立ち位置の真実を知って落ち込むか喜ぶか、その時の判断が今後のキャリアを大きく動かします。


出世だけでなく

評価をしてもらえるから出来る仕事の幅も広がってキャリアの可能性が広がります。


どのような段階かによって異なると思いますが

そこも

「実績を出す」という企業の求める人材である必要があるわけです。


理想のカルチャーに合う環境、もしくは近い環境は必ずあります。

貫くためにそういった環境を探すことも一つです。


では、その環境に進むためには何が必要か?次はそのステップに進みます。


まずは情報収集から始めて

既存のスキルで進めるのか?まだ実績を語れる経験として必要なことがあるのか?

転職エージェントなどのデータを活用して調べることで方向性が見えるかもしれません。


経験が増えれば判断材料も増えて

選択肢も広がり

志向性も変わります。


目指すべきものもその時その時で変わります。

軸になる部分も見える景色で変わったりします。それも一つの判断です。


ブレない部分を強く持つことも強い土台を作る上で大切です。

何を突き詰めていきたいのか?

どう突き詰めていきたいのか?


見極めと方向修正のバランスをとらながら必要な判断を都度していくことが大切だとキャリアを通して身をもって学んできましたので

今回はそういった考え方の一つのご紹介でした。

参考にしていただければ幸いです。