HGBF フェニーチェリナーシタ その29
昨日は久し振りにアキバ巡りをしまして、たまたまそこに居た友人と途中から合流して色々模型の話が出来て楽しかったです。
さて今回は前回ご紹介したハンドパーツを組み立てていきます。
まずは切り出して並べたものがこちらです。
上から平手、握り手、サーベル持ち手、ライフル持ち手となっていて、左右それぞれがセットになっています。
このハンドパーツには素材の違う(3Dプリントされたものだからかも)ボールジョイントも付属しているんですが、7mmサイズのハンドパーツにはボールジョイントの軸が太過ぎて刺さりませんorz
なのでそこは臨機応変に、ボールジョイントの軸を切り落として、ハンドパーツとの接続を真鍮線に変えました。
レジンキャストキットの匂いもワテクシを懐かしくさせましたが、真鍮線の軸打ちが更にワテクシを遠い昔の思い出に引き込んでくれましたよwww
プチっと過去へと意識が遠のきましたが、何とか全部のハンドパーツを組み立て終わりました。それがこちら。
癖が全く無いデザインで最低限のディテールが施されていて使い勝手が良さそうな非常にいい出来のハンドパーツです。欲を言えば親指をサーベルのスイッチに触れるように伸ばした様なハンドパーツも欲しかったです。ああいったサーベルの握り方はマイナーなんですかね。単なる握り手よりもサーベルに角度が付いた方がリアリティがあって格好いいとワテクシは思うんですけど。
ちなみにレジンキャストはガンプラで使用されるポリスチレンではないので、通常の接着剤では接着できないので瞬間接着剤を使うしか方法がありません。
もしかしたら最新の技術で日本ではレジンキャストを溶着出来る接着剤が存在しているのかもしれませんが、まだ見た事も聞いた事もありません。って事で、レジンキャストキットの製作には以下のツールが必須です。
・真鍮線
・瞬間接着剤
さてこのEight製ハンドパーツの組み立てですが、最初は手こずりましたがいくつか作るうちにコツが分かってきました。
手の形状にもよりますが、このEight製ハンドパーツの殆どは、手のひらの部分、手の甲の装甲、親指、その他の指で構成されています。これらの接着順の違いで結構組み立て易さが大きく異なってきますのでご注意くださいませ。
まず手始めに手のひらのパーツにボールジョイントを付けるための穴を空けましょう。ボールジョイントの軸が太すぎる場合は1mm径の真鍮線で接続するのがいいと思います。このボールジョイントが接続されていると、手で持つ部分の面積が広くなるので後続する作業が楽になります。特にサイズが小さい場合には効果があります。更に先に指類を接着すると今度は穴を空ける時に接着した部分を持つ時に圧力をかけてしまいせっかく接着した指がバラバラになりかねません。
握り手を組み立てる場合には親指以外の指を先に固定すると楽ですが、銃持ち手やビームサーベル持ち手は先に親指を固定するのが楽です。
これは銃やサーベルの軸に関係無く親指の位置が特定の角度に限定されますが、他の指は銃やサーベルの軸の太さによって固定位置を決めなければならないためです。なので、さっさと固定できる親指を先に固定してしまうのが楽です。
最後に手の甲の装甲を装着して完成です。色を塗り分けたい時はこの時点で接着しない方がいいと思います。
他にもレジンキャストキット特有のバリやら型の合わせ目等が存在しますが、カッターや細部用のヤスリ等で綺麗に削り落とすのはそれ程難しくはありません。
固定に瞬間接着剤を使用するので、パーツを溶着させるわけではありません。なのでちょっとした衝撃が加えられるとポロッと接着面でパーツが剥がれる可能性が高いです。
なので、接着する面を荒らして細かいキズを付ける事で表面積と摩擦面を上げて強固に固定されるようにするといいと思います。レジンキャストに馴染みが無い人にとって、聞いただけでちょっと臆するかもしれませんが、やってみるとそうでもないと思います。