汗は代謝が良いだけでなはい〜立秋〜
こんにちは。
kampo's薬剤師・薬膳師山口りりこです。
暑い日が続きますね。
今年は一気に気温も上がったせいか、気候の変化に身体がついていかず
バテやすくなっているように思います。
せっかくのお盆休み。
楽しめるように体調も整えましょう!
1,汗は代謝が良いだけでなはい
2,「気」ってなに?
3,体液と気を補う食材
4,桃の薬膳
5,立秋kampo’s前菜
-----------
1,汗は代謝が良いだけでなはい
「汗をよくかく=代謝がよい」
と、よく言われます。
動いて気持ちよく汗をかくのはとても良いことです。
しかし、汗が多すぎるのは
身体からのサインだと考えています。
実際に汗を多くかくと疲れませんか?
疲れは「気」不足の証拠です。
2,「気」ってなに?
漢方では、体内にもっとも必要なのが「気」だと考えます。
汗は「気」も一緒にもれでている
と考えるのです。
気の役割は多くあります。
たとえば
体表にある気は、ウイルスや細菌などから身を守る役割をします。
その他温めたり、新陳代謝も「気」の役割です。
汗に関して重要に働くのが「固摂(こせつ)作用」です。
汗や血をもれでないように働いてくれています。
気が不足して固摂作用が低下すると、
・汗が増える
・出血が増える
・尿漏れ
・下痢
などおこりやすくなります。
3,体液と気を補う食材
レモン、酢、豆腐、トマト、きゅうり、桃
特に酸味のあるものは汗をもれでないように働きます。
甘いトマトが多くなりましたが、
外で食べたり、汗を多くかくときには
酸味のあるものを選んでみてください。
4,桃の薬膳
この時期とても美味しい桃。
桃はフルーツの中で少し珍しく、身体を冷やす効果の少ない食材です。
甘味・酸味・温性
の食材と言われています。
薬膳効果では「気」を補い体液を補充する
つまり、
夏バテにとても良い食材なのです!
疲れ、汗、喉の乾き、皮膚の乾燥、便秘などに使われます。
漢方薬では桃の種子を用います。
種子は桃仁(とうにん)という名前で、
主に血流をよくし、
生理痛やうっ血、便秘など様々な働いてくれます。
身近なところに漢方の原料も使われていますよ。
5,立秋kampo’s前菜
トマトと桃の美容スムージー
8/8〜8/22