本の日記
こんにちは。朗読便Ramo 青木邦枝です。
とっても久しぶりの投稿になりました💦
時間はいつの間にか過ぎていきますね。
夏本番の毎日、お元気にお過ごしでしょうか。
この夏は、あまりハマる本に出合えていません。
☆「君の膵臓をたべたい」 住野よるさん (双葉社)
話題作だし(かなり前ですが💦)読んでみました。
面白いのですが、終着点が分かっているのと、
キャラクターや言い回しのアクが積もってしまって、
途中から飛ばし読み・・・ごめんなさい。
☆「人生相談」 真梨幸子さん (講談社)
「殺人鬼フジコの衝動」の作家さん。
人間のマイナーな感情を、独特の捉え方で表現される方だなぁと思います。
・・・ちょっとベタッとしたイラストのような印象。
短編の登場人物がちょっとずつ重なってるタイプで、
しかも「匂わせ」なので、
読みながら頭の中の相関図がぐちゃぐちゃに(笑)
検索してみると、案の定みんな相関図を書いてみていますね(^^;
☆「ランチブッフェ」 山田宗樹さん (小学館)
ライトな印象の短編集です。
中でも「やくそく」は、なかなかにゾッとさせていただきました。
↑「世にも不思議な物語」にありそう。
☆「佳代のキッチン」 原宏一さん (祥伝社)
厨房車という圧倒的な設定と、美味しいもの、
料理、問題解決という要素が揃ってるので、
読み物として絶対面白いよね、という感じです。
でも・・・
厨房車のなかで毎日寝るのはキツいでしょ!
そして佳代ちゃんの着替えはどうしてるの?
ワードローブかなり限られない?
しかもずっとスッピンって・・・
など、女性目線で突っ込んでしまいます💦
そうはいっても、2巻目の「女神めし」までは読もうかな。
(と、生意気言ってすみません)
☆「ブラザー・サン シスター・ムーン」 恩田陸さん (河出書房新社)
恩田さんの作品を読むのは、十数年ぶりで、
どんな作風だったかな・・・と探り探り。
恩田さんになぞらえていると言われる綾音ちゃんの章で、
あまりの回りくどさに、
危うく読むのを止めそうになってしまいました💦
が、次の衛くんのジャズにはまる姿に読者としてもはまり、
最後の一くんの章で、恩田さんの作品のにおいを
思い出しました。
恩田さんの作品で忘れられないのは。
朗読の先生である松浦このみさんが、
2002~2003年頃ピアノの西村由紀江さんと
取り組まれていたラジオ番組、
「FM音楽物語」のなかの作品、「国境の南」。
あのひっそり、サラリとした恐怖感。
記憶に刻まれ、いつでも脳内リピートできる、
すばらしい朗読です♡