子どもの意欲が、子どもを育てる
昨今、我が子が夢中になっているドイツゲームが、こちらの「ストーンエイジ」です。
きっかけは、下の写真の、同じタイトルの子ども向け版「ストーンエイジジュニア」でした。
一年ほど前から、家でも会でも、それはもう何度となく遊んだものです。遊びこむうちに、ルールがわかり、何に注意を払えばよいかなどといった”戦略のようなもの”がわかり、我が子自身の中で「面白い!」と思う気持ちがとても大きくなったゲームだったのでしょう。
ストーンエイジには大人向け版があるよ、と知った時にはそれはもうキラキラした顔で、しかしながら「え~、でも私にできるかなぁ…」と、最初はストーンエイジに対して、不安げな言葉を発していた我が子でした。 このゲームは対象年齢10歳以上とあるも、実際は考えることも多く、戦略的にはちょっと難しいものです。まだまだ我が子には難しいだろう、だけどいつか一緒に楽しめるようになったらいいなと、押し入れにしまっておりました。
が、何日かすると自ら見つけ出し、押し入れから引っ張り出してきて、「これをやりたいから教えて」と言い出したのです。 子ども版とは比べ物にならないほどのルールを説明、聞けるだろうかと思いつつ私が説明を始めると、それはもうモチベーション高く、集中して聞いていました。合間合間に投げてくる質問の内容も、多少なりとも戦略を意識したものでした。ここにあるコマは使えないの?、このカードは点になるの?、食料は資源に変えられるの?などなど…。
一通りプレイを楽しみ、「難しかった~~。でもまた明日やろうね」といった我が子はキラキラといい笑顔をしておりました。 その後何日か続けて遊びました。ストーンエイジジュニアのように、家を建てることだけをしていても得点は伸びないことがわかっていき、みるみるうちに上手く得点できなかったものにはどうしたらよいか、といった戦略を自ら編み出していました。なにも親の私が教えなくとも。
強い意欲は子どもを育てていきます。 好奇心も、思考力も、判断力も…いろんな素晴らしい力を育てていくのです。