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◇花火大会

2019.08.08 07:42



8月3日に神戸港から色とりどりの花火を打ち上げる、神戸を代表する花火大会

『第48 回みなとこうべ海上花火大会』に行きました。 

知り合いのTさんのマンションの33階からの見物でした。

 楽しい仲間が集まり、美味しい食べ物と、飲み物に囲まれ、ワイワイ言いながらベランダから花火見物を楽しみました。 

私は目が見えないので、色や、形を教えてもらい、音の大きさや響きで昔見た花火を思い出しながら楽しみました。

 ベランダに立ち、見えない空間に向かって考えていました。

 今、何人の人が、この鮮やかな花火を見上げているのかな…。

 主催者の方々のこれまでの準備と、ご苦労。

 きっと、前に明石の花火大会で起きた、歩道橋事故を教訓に、安全を考えられたことでしょう。

 台風や、天気のことも、関係者の人はさぞ心配されたことでしょう。

 見ている人も様々で、遠くからの人もあれば、恋人同士などの幸せな人も多いことでしょう。

 この花火を作った花火職人の人や、その家族の人も見ているかも。 

ひょっとしたら、私のような盲人もおられるかも知れない。 

今、それぞれの人が、それぞれの思いで、花火を見上げている…。 

そう考えていたら、ふと、大きな感謝の気持ちが沸き起こってきました。 

「わぁー」と歓声をあげながら、涼しい場所でこうして「花火」を見せてもらっていること。

 この幸せな時間。 

「当たり前」じゃない。

 「有り難い」ことと、感謝の気持ちがが大きくなりました。

 花火が、ヒューーっと上がり、パッと大きく広がるように、「感謝」の気持ちが空いっぱいに広がりました。

 光と、音と、感謝の気持ちを心に焼き付けました。 忘れられない、とっても素敵な夜になりました。