ちょっと複雑なテーピング
通常の経絡とは違います。
しかし、よく見ると経絡のような経路を走行しています。
それに対してテープを貼っただけですが、効果は抜群ですね。
専門家は、これは経絡とは認められないでしょうね。
しかし、前面が肝経で、その内側面は脾経、側面は胆経と類似していますが、かなり蛇行しています。
異常部位のある関節部の経絡は大きく蛇行することがわかるのですが、誰もそんなことを言っている人はいません。
指先の方は、肝経の大敦(LR1)あたりから脾経方向に蛇行し、足背のLR3(太衝)あたりで合致します。
この経路は脾経と肝経がクロスするのですから全く教科書通りではありません。
さらに足首の内側面に蛇行し、前面を蛇行しながらも駆け上がります。
経絡が経絡図の通りだと、なぜ考えてしまうのでしょうか?
それは最初にこういうものだと教えられたからです。
それに疑問を持たないことが一番の問題です。
この事実からわかることは、肝経の調整をしていると思いながら脾経の調整をしているかもわかりません。
また、縦方向と横方向に流れがあるところがあります。
絡脉にも接続していると思いますし、この例の場合なら、脾経と肝経が交差している感じになります。
スポーツ障害は、治りやすいという意見もあります。それは、スポーツ選手は一般の人より自分の身体に意識を向けることが上手いからです。
しかし、こういう例はかなり治りにくいと一目でわかります。
一筋縄ではいきません。普通の人よりスポーツ選手は、身体への意識も高いのですが、本格的にこじらせてしまうと、一般の人以上に治りにくいのです。
なかなか手強いスポーツ障害の人がいます。
しかも、若い選手でそういう現象が起こっていると、かなり治りにくいことがわかります。
このテーピングの仕方を見ても、それがわかります。