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フジファブリックの話

2019.08.16 14:00

気まぐれで物凄く影響を受けてきたアーティストについて書き込んでいこうと思う。

好きな曲はなんですか?好きなアーティストは誰ですか?なーんて聞かれることも少なくないのでちょこちょこ暇を見つけて書き込むつもりでいるので暇な時にでもどうぞ。


恐らく私が〝いちばん〟好きと言えるアーティストはフジファブリックというバンド。


今年でデビュー15周年にも関わらずあまり聴いたことが無い人の方が多いと思う。

とりあえず簡単にフジファブリックを説明。


志村正彦 (Vo&G)を中心に2000年に結成された日本のロック・バンド。2002年にインディーズで1stミニアルバム『アラカルト』をリリース。2004年4月、現メンバー3人を含む5人編成でシングル「桜の季節」でメジャーデビュー。2009年12月24日に志村が急逝するも、バンドは残されたメンバーで活動を継続することを表明。2011年夏より山内総一郎 (Vo&Gt)、金澤ダイスケ (Key)、加藤慎一 (Ba)の3人による新体制で本格的に再始動する。

(Wikipedia参照)


フジファブリックとの出会いは小6の頃。

丁度ドラムを始めた直後だっただろうか。


今こそ元気いっぱいな私だが本当は結構根暗なタイプだった私と仲良くしてくれてた随分年の離れた大人の友達が貸してくれたiPodに入ってた〝銀河〟から私の人生が変わった。


正直初めて聴いた時はあまりグッと来なかった。しかし2回3回繰り返していくうちに気付いたら中毒になっていた。どんどんフジファブリックを聴き漁っていた。


そして悲しい事実を知った。それがVo./Gt.志村正彦が既に亡くなっていたこと。


ガキンチョの私だったがあの時の衝撃は物凄くデカかった。嘘だろ?そう思った。


だがある時気付いた。

志村正彦は死んでなんかいない。


なぜなら、今もフジファブリックは物凄い活動を行っている。今も昔もフジファブリックは変わらずすげぇと思えるバンドだ。日本一だと本気でも思っている。


フジファブリックの魅力は、まず歌詞にある。たった3~4分の曲な筈なのに、まるで分厚い小説を読んだかのような、素敵な日本語を駆使した誰にでも分かるような綺麗な言葉が並べられている歌詞には誰もが心打たれることだろう。


例えば、フジファブリック(1stアルバム)に収録されている〝打上げ花火〟を聴いて頂きたい。

歌詞を見るだけで分かる。言葉ではどうにも伝えられないのが悔しいが歌詞を見て欲しい。打上げ花火が頭の中で打ち上がるから。


そしてサウンド。

ドラムは至ってシンプルなビートとフィルだと思うがそれがまた良い。テクニカルなことをするよりよっぽどかっこいい。

確かなビートでバンドを支えてる感じが本当にたまらない。私のドラミングにも大きく影響してるだろう。(ちなみにドラマーはサポート)

ドラムが最高にたまらない曲はFAB FOXに収録されてる〝虹〟を聴いて欲しい。

テンポは速いが基本ずっと8ビート。なかなかブレずに8ビートを叩くのはキツイぞ…。(笑)


ベースの加藤さんも恐らく小難しいことはしてないと思う。ベースらしいベース。という言葉が似合う。だが、ただ刻んでるだけじゃないあのプレイは加藤さんにしか出来ないと思う。

ベースがたまらなくかっこいい曲は4thシングルの〝銀河〟だろうか。バンドをしっかり支えてるのが物凄く感じられる。そしてあの気持ち悪い(めちゃめちゃ褒めてる)動き。最高かよ…。

ドラムとのグルーヴ感がどのバンドより最高だと思う。説明が難しいから兎に角聴いてみよう。


キーボードのダイちゃんはめちゃめちゃテクニカルな動きをしてるのではないだろうか。優しくて時に物凄いパワーを感じるキーボディストだと思う。

キーボードがたまらない曲といえば、FAB FOXに収録されている〝地平線を越えて〟だろうか。

変なリズムの中あのキーボード裁きはダイちゃんにしか生み出せないと思う。


現ボーカルで、元リードギターの総くんはFenderとエンドース契約をしてるくらいですから、そりゃもう日本を誇るギタリストです。ギタリストじゃないのでよく分かりませんがね、凄いことはドラマーの私が見てもよく分かります。

ギタリストとしての総くんで私イチオシの曲はMUSICに収録されている〝夜明けのBEAT〟だろう。

ライブパフォーマンスもかっこよくて背面ギターなんかも惹かれる。ギターの技術もそうだが、音作りも本当に好きでいや、もうすげぇよ。としか言葉が出てこない。

現在はボーカリストとして活動している総くんは歌も最高。

志村とは違った良さがあってこれまたクセになる。オススメはSTAND!!に収録されている〝プレリュード〟だ。優しい声だけど力強くて。彼の中で志村はハッキリと生き続けているんだろうなぁ、と私は思う。


そして最後はフジファブリックを生み出した、志村正彦。こんな言葉で片付けるのは申し訳ないが、彼は天才だと思う。

作曲作詞、どうしたらこんな素晴らしい曲が作れるのか。ギターの技術、なんでこんな上手いのか。音作りも最高。歌も命削って歌ってる感じがして。

本当に本当に私の目標の人物こそ彼だ。ミュージシャンとしても人間としても彼のようになりたい。いや、越えるつもり。


そんな彼が作った曲の中で1番のオススメはアラモードに収録されている〝花屋の娘〟。

私が1番好きな曲だ。

キーボードで始まり1秒目で心打たれる。曲の展開もそう来るか!という構成。歌詞は謎だが、どんな気持ちで作ったのか、彼の頭の中はどうなってるのか、気になって仕方ない。

そうだなぁ。簡単に言うと、気持ち悪い!(めちゃめちゃ良い意味で)


本当はまだまだ語り足りないところだが、フジファブリックは歌詞を照らし合わせながら聴いて頂きたい。

四季盤と呼ばれるシングル(春→桜の季節/夏→陽炎/秋→赤黄色の金木犀/冬→銀河)が存在し、春夏秋冬楽しめたり。

激しい曲もあれば、しっとりした曲もあり、超絶テクニカルな曲もあったり、超絶シンプルな曲もあったり(そんな曲に限って難しいんだなぁコレがまた!)色んな顔を持つフジファブリック。

志村Vo.から総くんVo.で確かに色は変わったかもしれないがフジファブリックはフジファブリックで何も変わらない。

どちらも素晴らしいので1度聴いて頂きたい。



長々と失礼しました。

フジファブリック、それが私の憧れであり目標であります。尊敬してます。大好きです。