190809 地元学講演会「久慈市での発掘調査で明らかになる恐竜世界」
久慈商工会議所 観光交通業部会主催の令和元年度「地元学講演会」が、9日17:30より久慈市の久慈グランドホテルで開催されました。
久慈琥珀博物館の琥珀採掘体験場でカメ類の化石や爬虫類・サメ類化石が多数発見され、2006年に発見のカメ化石を早稲田大学平山廉教授に鑑定依頼したことをきっかけに、2012年より平山廉教授が「調査団」を組織し、今次8月で第16次の調査を重ねてまいりました。
この間の発掘成果について、久慈商工会議所会員始め広く久慈市の皆さんに紹介し、市民の皆さんに「地元」を理解していただく試みとして、今回の講演が企画されました。
会場の久慈グランドホテルには、小学生から一般の方まで多くの市民が参加し、平山廉教授の話に熱心に耳を傾けていました。
会場には、第16次調査団のメンバーも臨席、発掘成果を共に確認共有することとなりました。
普段はなかなか聴きなれないことばかりで、聴講者の皆さんには内容的にむつかしかったかもしれません。
でも、岩泉町の「モシリュウ」発見以来、岩手県内で初めて恐竜化石が発見され、2012年調査開始以後も多種多様・貴重な化石が数多く発見されています。
2018年宮古市の高校生門口さん発見化石が白亜紀後期東アジア初・日本初の肉食恐竜ティラノサウルス類歯化石と大きく報道されました!世界的にも数少ない白亜紀中期の化石として貴重なものとなっています。
会場では小学生から~ティラノサウルス類について、高校生?から~植物化石発見がない砂漠の古生態環境への質問もあるなど、ほほえましい光景も見られました。
また、三陸ジオパークのジオサイト「久慈 琥珀」~久慈層群の重要さが、改めて認識されることとなりました。
主催者を代表して挨拶:上山昭彦部会長
2018年発見のティラノサウルス類復元図(小田隆作画)から解説する平山廉教授
小学生の質問~ティラノサウルス(類)について⁉~写真掲載は、ご家族了承済。
2019年7月初版
2019年8月11日 岩手日報第9面掲載
2012年3月第1次調査時は雪に見舞われました!
2019年8月第16次「平山調査団」参加の皆さん!
190810付 デイリー東北 第18面 掲載記事
190812付 岩手日報 第23面 掲載記事
Actually that’s meaning 「 bone bed 」!😙 Not 「bone head 」😬!!
~調査後半には筑波大・東京大大学院生も参加しています!