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画家のノート

時々…詩♫ 飢えと 本

2019.08.10 20:19

蝉の声で朝を知る…

そのような1日に、本棚の中の小さな 囁きを紹介いたします。

是非お読みください。

飢えと 本

何万人もの人間が群がっていて

一冊の本もない場所がある

1人しか人がいなくて

何万冊もほんのある場所がある

読み終えたあとで食べものになるような

本があるべきだとジョンは言ったが

餓えていれば読む前にたべてしまうだろう

私の居たい場所は断崖の上

そこへ一冊のだけ本をもってゆき

声を出して読む

海と空に人間の書いてきた本という代物を

読んで聞かせるのだ


□詩を贈ろうとすることは

著者 谷川俊太郎

谷川俊太郎さんの詩です。

貴方が貴方の居たい場所に行き

声に出して読む本は …?


つぶやき…

 時

一房のなかで、

過去と現在が隣りあわせにいる…

 ただそこに居て、

さらりと笑っている 君の強さに 

私は憧れる



たとえば、

貴方が貴方の居たい場所に行き

そこに そっと 飾りたい 一枚の絵は …?

◻️ ココカラ+ 鴻来有希 + 2004