【水と木の祭りインタビュー】次世代に伝えていく祭りというユートピア。
2年に1度、琵琶湖の湖畔にユートピアが出現する。夏の終わりに開催される「水と木の祭り」だ。出演するアーティストやDJは100を超える。琵琶湖という日本最大の湖は、関西に住む多くの人の命を支えている湖でもある。そこでの地球への感謝に満ちた祭り。水と木の祭りの達さんにインタビュー。
–––– 水と木の祭りは2年に1回の開催ですが、毎年ではなく2年に1回にした理由は?
単純に毎年やるにはスタッフや関係者に色々な負担が大きく、気持ち良く、仲良く、楽しくやるために2年に1度になりました。気持ちもリフレッシュしてモチベーションも期待度も上がるからです。
–––– そもそも、どういうきっかけで水と木の祭りはスタートしたのですか。
琵琶湖を手を繋いで囲もうという企画から始まりました。水と木を守って行こうというメッセージです。そして友達の友達で楽しむイメージです。琵琶湖の音楽の神様弁財天に奉納という意味も込めてます。
–––– 会場のマイアミ浜はどういう場所ですか。
大きな松の自然公園で遠浅のビーチが続く、素晴らしいキャンプ場です。トイレや駐車スペースも充分にあり、遊ぶ環境にも適しており、自然も豊富です。小さな子どもからお年寄りまでゆっくりできる場所です。
–––– 琵琶湖の湖畔で開催するということも、フェスの大きな要素だと感じています。琵琶湖はどういう存在なのですか。
京都、大阪、滋賀の生活を支えてるのが琵琶湖です。近年の水道問題や水源地問題、水の大切さなど遊びを通して、気づいたり、メッセージを伝え感じていただければ幸いです。
–––– 水と木の祭りの特徴を教えてください。
琵琶湖で泳げたり、たくさんの大きな松の群生地の素晴らしいロケーション。いろいろなジャンルの素晴らしい音楽やペイント、トークブースやキッズコーナーもあります。そして、友達の友達でやっている笑顔の安心感。子どもからお年寄りまでゆっくり楽しめるお祭りです。
–––– それでは、今年ならではの特徴は?
今年は規模も大きくなり、5つのステージのほかトークブースもできます。スケボーのセクションもできる予定です。そして、各地のイベントオーガナイザーとも協力してもらって、それぞれのステージに色が出ると思っています。
–––– 出演者だけではなく、出店者が多いことも特徴のひとつです。今年はどのくらいの数になりそうですか。
120店舗ほどです。アーティストさんが多く出店してるのも楽しめるポイントだと思います。
–––– 祭りを続けるモチベーションの源泉を教えてください。
現代社会において、もし私たちが自由にできるならこんな世界感が良いなと思ってます。そして瞬間でも出現させて、少しでも体感、実現していきたいです。友達や仲間がいるからここまで楽しめるので、ひとりひとりのイメージする祭りでの夢を叶えていけることがモチベーションに繋がると感じています。
–––– 水と木の祭りから、どんな未来を描いていますか。
水と木など自然環境、音楽やアート、表現の素晴らしさを体験してもらい、次の世代の成長の糧になればと思っています。
–––– 最後に、今年の水と木の祭りでどんな時間を過ごして欲しいですか。
素晴らしい音楽を聞き、仲間や家族、友達とそれぞれ思い思いの場所で自由に好きな感じで楽しんでいただければ幸いです。そして、今一度心のメッセージとして水と木の必要や重要性を感じていただければ嬉しいです。
開催日:8月24日(土)〜25日(日)
会場:ビワコマイアミランド マイアミ浜オートキャンプ場(滋賀県野洲市)
出演:DACHAMBO、cro-magnon、SOFT、TURTLE ISLAND、やじー&かむあそうトライブス、山本精一、佐藤タイジ、ほか