8月4日 山口創先生タッチングセミナーレポート
8月に入って最初の日曜日、一年振りとなる
桜美林大学リベラルアーツ学群教授山口創先生のタッチングセミナーを開催いたしました。
大阪や京都、兵庫、奈良、和歌山といった近畿圏はもちろん岡山や愛知といった
地域からもお申し込みのあった今回のセミナー。
しかも昨年のセミナー参加者さんとは8割以上が違う初参加の方々で、
山口先生のタッチング研究がいかにセラピストに支持されているかが分かります。
今回のテーマは「タッチングのリラクゼーション効果のABC」。
手で触れる=タッチングがもたらすリラクゼーションの効果の機序を
オキシトシン分泌とC触覚線維の生理活動から解説という、
触れるを生業にするセラピスト向けのお話を展開していただきました。
お話の中により多くオキシトシンを分泌させる方法として、
スキンシップや親切な行動、優しい言葉がけ、五感の快をもたらすといった内容が
セラピストがクライアント様に向き合うときに配慮するべき対応の基本と重なり、
参加者の皆さんが改めてご自身の普段の活動に思いを巡らせている様子がうかがえました
セミナーの最後は昨年も好評だった手の雄弁さを体験するゲームのような実技実習。
ペアになって触れるだけで「大丈夫」「愛してる」「頑張って」「嫌い」を伝えます。
パーフェクトに伝え合ったペアが少なくなかったのは、
やはり普段触れるを生業にされているセラピストさんたちなのでしょうが、
当日たまたま隣り合わせたペアの方々は少し難しさを感じておられたご様子。
ここからも手の力は触れ合う相手との信頼関係が重要ということが実感できます。
質疑応答も活発で大盛況で終了した山口先生のセミナー。
セミナー後は先生との写真撮影や、ご著書にサインをいただいたり、名刺交換等々。
関西方面ではなかなか無い山口先生との交流に皆さん積極的で、
さらに第3弾のセミナーのご要望もいただきました。
実現できるよう頑張ります。