マークX カーナビ取り付け
GRX130系 マークX(GRX135) のカーナビ&バックカメラ を取り付けました。
※ お客様の承諾をいただいて掲載しています。
ひと口に「カーナビの取り付け」と言っても施工具合は様々ですが、当店ではなるべく目立たないようにインストールしています。作業過程を少しだけご紹介。
上の写真はカーナビのカプラーですが、使うのは指で持っている1本だけ。
他の配線は拡張オプション用なので 今回は使いません。
使わない配線はカプラーの根元から配線を抜いておけばナビ裏がスッキリします。
将来オプション増設する時は元に戻せばいいのですから。
配線類は絡まないように束ね、カプラーには防音テープを巻く前にハーネステープで下処理をしておきます。(カプラーに直接防音テープを巻くと、糊残りでベタベタになります)
※ 持込取付の場合、これらの下処理はできません。
カーナビは 取り外し&取付時 、手前に引き出したり 奥に押し込んだり しますから、配線の逃し場所も考えつつインストールします。
余った配線束があったりして ゴチャゴチャしがちな場所ですが、当店ではなるべくナビ裏のクリアランスを確保しています。
話は変わって、バックカメラのインストール。
リアガーニッシュの罫書きに沿ってルーターで切削加工します。
写真で見ると簡単ですが、それなりに手間がかかります。
ボディ側の穴開け。 「通線場所=カメラ固定位置」ですから一発勝負、お客様の大切な愛車に刃を入れる作業は、毎回緊張します。
ガーニッシュを組み上げたところ。 もっと出っぱってしまうマークXの純正バックカメラよりもスマートな仕上がりです。
見た目の仕上がりも大切ですが、普段はカバーで隠れているトランクのヒンジ部分。
こうやって通線してカバーで隠してしまえば簡単です。
けど、可動部分は使っていくうちに配線が噛み込んで断線しやすいです。
純正配線の中に仕込むと、いつまでも「何も感じずに」使い続けられます。
保証期間だけ保てばいい低価格&短時間な取付は簡単ですが、長年快適に使用することを前提としたインストールは、これまた「それなりの労力」を要します。
「無音でスムーズに動く」 当たり前のようでいて そういう施工は意外と少ないものです。
こういう部分の施工の差は、わかる人にはわかります。
わからない人も、断線してカメラ映像が映らなくなれば わかります。
車内のマイクはルームミラー上部にひっそりと。
アンテナの配線処理が不適切だと地デジ感度に影響します。
バックカメラ映像、バンパー端がギリギリ映っています。
先述の通り「カーナビ取り付け」と言っても、その差はいろいろです。
当店では徹底的にムダを削ぎ落とし、オーナー様のカーライフに障らない「禅」な施工を心掛けています。