Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

【受験情報】2016年度神奈川県公立高校入学者選抜学力検査難問ランキング

2016.03.29 23:25



さぁ、遂に神奈川県教育委員会から、

2016年度の入試の学力テストの平均点が届きました。



勝手な平均点予想や積み重ね科目のアドバイスは以下の記事で。

遂に予想が当たったかどうかが判明するわけです!

ドキドキですね(誰もドキドキしていない)



さぁ、早速参りましょう!






僕が勝手に予測した平均点は、こちら。



2016年度神奈川県公立高校入試平均点(予想)
英語 45点
国語 65点
数学 51点
理科 45点
社会 53点
合計 259点



英語がだいぶ難しくなり、

理科が少し易しくなった印象です。

それでは実際の平均点を発表致しましょう!



2016年度神奈川県公立高校入試平均点
英語 43点
国語 64.7点
数学 51.7点
理科 46.5点
社会 52点
合計 257.9点



惜しい。



英語は予想を上回る難化で、

これが順番的に朝一番に襲ってきた受験生たちの苦労が想像できますね。



続いて、

各科目で91点以上を取った子の割合を見てみましょう。



2016年度神奈川県公立高校入試 91点以上の割合
英語 1.9%
国語 6%
数学 1.3%
理科 1%
社会 4.5%



英語と同様、

理系科目で高得点を取る難しさを表していますね。

来年度以降、上位校を目指す子たちにとって、

こういった差のつきやすい科目は要注意です。

今のうちに基礎固めをしっかり行いましょう。






最後に、

問題別の正答率を見てみましょう。

正答率が10%以下のものをいくつかピックアップしてみました。

つまり、今年の入試難問ランキング!!

来年の対策としても使えますね。


問題が気になった方は、2016年度入試問題をチェック!

さぁ、参りましょう!


まずは理科!



正答率9.6%
理科 問5 ウ 物理記述問題


浮力の大きさとおもりの重さに関する実験から

仮説を立て、考察する難易度の高い問題でした。

知識ももちろんですが、国語力も必要とする、

まさに難化を続ける「神奈川公立高校入試」を

ある意味、象徴する問題だったのではないでしょうか。


「困ったにゃ」と悩みながら、違うことを考えている猫さん。



続いて、英語から二問。



正答率9.2%
英語 問2 イ 単語問題(better) 


Emi's mother : When will your friend Jenny come to our house next week?

Emi : She said she wanted to come next ア(T_ _ _ _ _ _ _)

Emi's mother : On that day we will visit Grandmother's house in the afternoon.

So the next day will be イ(b_ _ _ _ _).

というエミさんとお母さんの対話の中の空欄に適する単語を入れる問題でした。

次の日の方がよりよい、という意味の文章にするべく、

指定文字数の関係からbetterを入れる問題ですが、

とまどった生徒たちが多かったようですね。



正答率3.4%
英語 問1 ウ リスニング要点理解


ハイスピードのリスニング✕記述という最悪(?)の組み合わせ。

まとまりのある英語を聞く能力と、

要点を理解し記述する能力が求められます。

cherry flowers 書けたかな。



あまりの難問に少し諦めそうになるゴリラさん。



そして、今年最高難易度(正答率調べ)を誇った問題は…



正答率 1.9%
数学 問3 関数座標求め


難易度ももちろんですが、

「解くのが面倒臭い問題」とも言える、

やはり変革を続ける神奈川入試を代表する問題の一つでしょう。


計算自体はシンプルですが、

座標を仮で置き、面積から方程式を作って解くという流れは、

しっかりと練習をこなしていないと太刀打ちが出来ません。

数学にはこの他にも関数・図形分野で、

正答率が10%を切る問題が4問もあります。



試されるのは、応用力。

そのために必要なものは、準備。圧倒的な準備です。

受験生諸君、そうです、

勝負はもう既に始まっているのです。


「うぅ」とうずくまる、きのこさん。



いやいや、

そんなにならなくても大丈夫ですよw



人を動かすのは、危機感と希望。

この入試問題を「危機感」にして、

日々やるべきことに取り組みましょう。



千里の道も一歩から、です。