変形性股関節症
股関節の骨が変形してきて痛みがあり、酷い場合は手術をすすめられたりします。
その前にやることがあるんじゃないかなと思います。
股関節が変形しているのは事実です。
それが元に戻る訳ではありません。変形したまま痛みがなくなれば生活に不都合がないということです。ただ、無理な負荷をかけると普通の人より痛みが出やすい。
痛みがあっても、ちょっと休ませれば楽になる状態なら日常生活には問題ないと言えます。
まず、どこに落としどころを見つけるかということも重要なことです。
変形したから痛いのか?
痛いから変形したのか?
本当に変形したから痛みが起こっているのか?
と疑ってみる必要があります。
痛みを起こす過程があったから変形したはずです。
外傷でない限り、痛みが起きた時に急激に股関節が変形した訳ではないはずです。
その前に何かがあったはずです。
徐々に変形しはじめてきた時は痛みはないか、酷くない違和感があったはずです。
もし、その状態に戻ることができれば、それなりに生活できるのでは?
よくよく観察すると股関節の痛みより足首の異常があります。
それを調整するのは首です。
つまり、股関節の異常の前に違う原因があるということです。
それなら、そちらをまず最初に調整し、それでも痛みがあるなら手術という手も考えられる訳です。
基本的に手術は治った訳ではありません。
使い方を間違えれば、また再発してもおかしくない訳です。
先天性股関節脱臼で高齢になり手術をすすめられたけど何とか痛みのない状態になってます。
日常生活は普通にできてます。
あきらかに変形性股関節の状態より、先天性股関節脱臼による変化の方が物理的にも大きいはずです。しかし、それでもおさまっていくのですから、あきらめないことが大事ですね。
なぜ痛むのかを、もっともっと考える必要があります。
本当に変形したから痛いのか?
自分の身体に問いかけてみる。
これも重要な治療行為です。