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埼玉県草加市ヨガ&ローラーピラティス いこい50歳から教室

ヨーガについて

2019.08.12 14:32

Yogaとはサンスクリット語のyuj/ユジ(ユジュ)が語源です。ユジ(ユジュ)は“結びつ

ける”、“軛をかける”(一対の馬などを首ところでつなぐくびき)となっている。

私たちは外に意識を向け、人と比べて生活をし、心が混乱した状態となってしまってい

ます。聖典ヨーガ・スートラ(紀元前300年頃にいたパタンジャリ大師が編纂した)を解

説したヴィヤーサ大師(西暦後500年)は、その解説書(ヴィヤーサ・ヴァーシュヤ)の

中で、人間の心は5つの状態に分類できると説いています。

1 混乱した思考状態(クシプタ)

2 無我夢中の思考状態(ムーダ)

3 誤選して混乱した思考状態(ヴィクシプタ)

4 ゆったりした静かな専心状態(エカーグラ)

5 思考作用の停止した死滅状態(ニルッダ)

私達一般的社会においては①~③の心の状態で一生を送っています。

現代の社会では家庭や社会で他者と比較され育ってきており、その結果に対して 良い・

悪い の評価に翻弄されて生きてきています。うまくいかなければ、嘆き悲しみ、うまく

いけば喜び、その状態が続いてくれるのであろうと願っていました。私個人的は自信のなさや心の弱さからチャレンジすることからも逃げて生きてきたように感じます

聖典バガヴァット・ギーター 章48節『アルジュナよ。執着を捨て成功と不成功とを

平等(同一)のものとみてヨーガに立脚して諸々の行為をなせ。ヨーガは平等の境地(サ

マトヴァ)であるといわれているのだ』といっています。日本のことわざでいうところの“

人間万事塞翁が馬”です。

人間万事塞翁が馬とは、昔、中国北方の塞(とりで)近くに住む占いの巧みな老人(塞

翁)の馬が、胡の地方に逃げ、人々が気の毒がると、老人は「そのうちに福が来る」と言

った。

やがて、その馬は胡の駿馬を連れて戻ってきた。

人々が祝うと、今度は「これは不幸の元になるだろう」と言った。

すると胡の馬に乗った老人の息子は、落馬して足の骨を折ってしまった。

人々がそれを見舞うと、老人は「これが幸福の基になるだろう」と言った。

一年後、胡軍が攻め込んできて戦争となり若者たちはほとんどが戦死した。

しかし足を折った老人の息子は、兵役を免れたため、戦死しなくて済んだというという故

事に基づき、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないというたとえです。このような

考え方で生きると心身調和状態が得られます。ヨーガの実習ではアサナ(体操)・呼吸法

を行うことで、この心身調和状態(肉体と感性・知性の調和)が得られます。

心身の調和状態を作り出すことで、④の静かな専心状態(エカーグラ)や⑤の思考作用

の停止した死滅状態(ニルッダ)を目指してくいことができるのです。

そしてヨーガ(アーサナ・呼吸法・瞑想法・リラクゼーション法)を日々行うことによ

り、筋肉を強化してリラックスさせることができ、呼吸を整え、感情の調整がされます

。続けていくことで意志力が強化され、創造性が高められます。それにより、生活の質

が高まり、人格的成長が期待できます。