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「宇田川源流」【お盆特有のエロ】 至極のエロ話(2)中国で幽霊印南と関係した話

2019.08.12 23:58

「宇田川源流」【お盆特有のエロ】 至極のエロ話(2)中国で幽霊印南と関係した話

 お盆特有のエロ、二日目である。まあ、昨日はかなりどぎつい話であった。もう少し大人締めの話にしてもよいのだが、どうも幽霊とエロを結び付けると、かなりすごい話になってきてしまう。というのも、昨日も開設のところに書いたので会うが、例というのは恥とか外聞とかいうのがなくなって、この世で欲望だけを残して、そのままさまよっているのであるから、「純粋なエロの欲望の塊」になっているのである。

しかし逆に、「エロの塊」になっている例に取りつかれる方は、かなり大変な状況になるのである。要するに霊は体力とか肉体の限界を知らないので、限界のないところまでエロの欲望を追求する存在になってしまうのだ。

さて、今回はどのような話であろうか。

私(男性)は、ちょうど北京を旅行していた。北京の夜などというものは、結構派手なネオンがついていて、そのうえ、イスラムの句の血違って酒も飲めるし、女もいる。まあ、女性に関しては、いまひとつあか抜けないといえばいい方が悪いかもしれないが、どうも、中国人の女性は何か「土臭い」感じがする。

まず、中国人女性は、基本的にニンニクと土埃のにおいがする。韓国はニンニクの匂いばかりであるが、中国はどうもかすれた土埃のにおい、たぶんあれが黄砂の匂いなんではないかと思う感じだ。そして、もう一つは中国の女は腋毛がそのまま生えている。なんでも、親からもらった体を傷つけるのは良くないということらしく、ピアスの穴をあけたり、腋毛などのムダ毛を剃るというような行為を基本的には嫌がる。それをしなければ、気に入られないなどといえば、急にみんなで剃るのだが、その場合は、急に慣れていないことをするので、結構雑な剃り方になってしまうのである。

そんなことを考えながら、北京の王府井の繁華街を深夜といっても夜10時頃、まあ、雄藩が終わった後の「ナイトタイム」を楽しみに歩いていたのである。まあ、土臭いとか様々なことを言いながらも、一人で寝るよりはましだ。ある意味で、酒を飲みながらある意味で、女を物色していたという感じであろうか。

「あら、お兄さん、私と一杯いかない」

 ちょうどハードロックカフェを出たところで、まあ、色白で映画か何かの中から抜け出たような女がいた。基本的に中国人の女性で外国人慣れしているかどうかというのは、わきの下を見ればよい。ムダ毛の処理をしているかどうかだ。無意識に目がそちらの方に行ってしまう。

「ねえ、一杯おごってよ」

「じゃあ、ついてこい」

 外国人慣れしているということはすぐに分かった。彼女を誘い近くのカフェに行って、酒を飲む。まあ、下手な中国語で会話をしているが、彼女の方も外国人慣れしているのか、英語混ざりの中国語で対応知ってくれるので、なんとなくこちらもわかるのである。

ホテルの部屋誘うことに成功した。女性はシャワーを浴び、そして、バスローブ姿でベッドに、このような形でのスリや窃盗が多いので一応警戒しながら、私もシャワーを浴び、そしてベッドに行く。一足先に女が布団の中に入っている。もうここからは言葉はいらない。ベッドでそのまま熱い抱擁をし、そして、明かりを暗くし、そして前戯を始める。

女性も感じているようだ。

「あれ」

 声にならない声を上げた。前義で感じている女性は当然に声を上げる。もちろん、はじめてに近い女性が声を恥ずかしがって我慢してしまうことも少なくない。しかし、声が気負えない、いや、声にエコーがかかったように頭の中で響いている感じがするのは気のせいだろうか。

しかし、まさか行為の真っ最中にそんな違和感でやめるわけにもいかない。気にしない感じでそのままバスローブを剥いで、自分も脱ぎ、そして挑みかかった。

 女性が誘う。こちらも気合を入れてスパートをかける。そして徐々にお互いが昂って、もうすぐで二人が絶頂を迎えそうになった時だ。

「じゃあね」

「えっ」

 女性が両目を開き、そして、その眼をこちらに向けた。瞳の奥に吸い込まれるような字不思議な感覚をしていると、徐々に女性の体が透けてきた。さすがに腰の動きを止めるわけにもいかない。下半身に伝わる感覚はそのままなのだが、なぜか女性の声と姿だけが徐々に薄れてくるのである。

初めは自分の目や耳の感覚が、いや、ひょっとすると脳の病気になったのかもしれない、あるいはこの女性がマジックか何かを使ったのか、それとも酒の中に何か薬を入れられたのか。ああ、これは新手の窃盗か何かかもしれない。しかし、女性が消えるってなんだ。

そう思いながらも腰の動きだけは止められない。

「おい、行くぞ」

 私はそのまま消えてゆく女性に言う。女性は、魔性の笑顔を残しながら、徐々に消えてゆき、そして、そのまま消えていった。

「おかしい」

 病気や薬を疑ったが、自分はそのままだ。扉を見てもカギも閉まったまま、ただ、女性が脱いでいったと思われる洋服はなく、私が脱がせたバスローブだけが床の上に転がっていた。そう、あの美しい女性と女性に関するものだけがすべて初めからなかったかのように消え去ってしまったのだ。気持ちが悪いが、しかし、なぜか普通の時よりもはるかにひどい疲労感。そしてその疲労感からくる倦怠感で、私は全裸のまま突っ伏して寝てしまったのである。

翌朝、ロビーのベルボーイに聞くと、昨晩はおひとりでお戻りでした。でも誰かと話しているような感じで、不思議に思っていました、という。その日の晩、さすがに少々懲りた私は翌日日本に帰国するということもあり、外に出ずにホテルの中のバーコーナーで飲んでいると、隣に、女性が座った。女は、やはりいい女で、外国人慣れしていることが一目でわかる女であったが、昨日とは素超す雰囲気が違う。

「ねえ、あなた、昨日いい女と寝たでしょ。」

 私は急に背筋が寒くなり、その女の止めるのも聞かずに、そのまま部屋に戻ってしまった。

中国というのは、女性の幽霊が出てきて、それが男性と関係し、生気を吸い取るという伝説がたくさん残っている。原作は中国にあるが、三遊亭圓朝の「怪談牡丹灯籠」は、中国明代の怪奇小説集『剪灯新話』が原作となっている。若い女の幽霊が男と逢瀬を重ねたものの、幽霊であることがばれ、幽霊封じをした男を恨んで殺すという話だ。また「聊斎志異」などにも様々な話が入っている。しかし、ちゅごくは共産主義革命をしてしまったために、例とか目に見えないものを全く信じなくなってしまった。1980年代に「霊幻道士」でキョンシーを扱った映画は、当時まだイギリス領であった香港の映画である。

しかし、幽霊に共産主義は関係がない。そこで、やはり幽霊が出てきて、男性と性行為を行い、そして世紀を吸い取るというのは、どうも中国の伝統であるかのようだ。それにしても現代にあったというのも面白いしまた、「行為の最中に消えてしまう」というシンデレラ的な発想もなかなか興味深い。もちろん「幻想」とか「幻聴」というような考え方もあるのだが、しかし、やはりお化けの話があってもなかなか面白いのではないか。

さて、この男性であるが、もちろんまだ生きている。一階であったので、生気を吸い取られてもまだ何とかなるのではないか。その意味では幽霊と一回だけ経験してみるのもよいかもしれない。