5月23日(木)『BS句会、5月』
7時からのBS句会に出る。今日は、9人しか出席せず、7句だし、7句選で、行った。私は、7句だし、3句入選したが、特選はなかった。ゲストは小島健先生。提出した句は、声嗄れも自慢となりぬ祭り後、油照りせったいの傘東寺展、愛犬の死を見届けし金魚玉、ミュール履く足裏センサー夏来る、セーラー服胸の膨らみ聖五月、茶人らは指を隠して白日傘、まず袋針音聴いて新茶汲む、
声嗄れも自慢となりぬ祭り後 小島先生並選
下町は今、祭りシーズンを迎えている。私もすでに、神田祭、三社祭で御神輿を担いだ。御神輿を担ぐ時には、「おいさ」とか、「せいや」とか、地域に寄り、掛け声は変わるが、大きな声を出して神輿を担ぐ事では、共通だ。必然的に、声が嗄れてしまう、でも声が嗄れるのは神輿を必死に担いだ証拠だ。祭りの後は、それが、ちょっとした自慢だ。
油照りせったいの傘東寺展
東京国立博物館で、東寺展が開催されているので、今日観に行ったが、炎天下、まあ五月ではあるが、油照りのような暑さだった。用意の良い女性は、日傘持参で、笠をさして並んでいたが、大方の男は炎天下、陽を遮るものなく並んでいた。すると、東博とかかれた日傘が、箱に入っていて、自由に使えるようになっていた。東寺は空海が創建した寺である。四国八十八か所も空海に縁がある。御接待を受けている気持がした。
愛犬の死を見届けし金魚玉
金魚玉、つまり金魚鉢にも、金魚が飼われているだろう。同じペットとして、変われている金魚は、ペット仲間の死を、どう見ているのだろうか。
ミュール履く足裏センサー夏来る
足の裏には、やっぱりセンサーが付いていると思う。暑くなると、靴下を脱いで、サンダルを履きたくなる、不思議な事だ。
セーラー服胸の膨らみ聖五月
セーラー服は清純なイメージが付きまとう。聖母マリアの月に会うかなと、思うが、やはり胸の膨らみも、少し気になるところだ。
茶人らは指を隠して白日傘
大寄せの茶会に参加する長入れ列ができていて、皆さん和服に白日傘をさして、ゆっくりと歩いていた。傘を持つ手はかなり上で、顔だけでなく、指を日焼けしないように、気を付けているように見えた。お茶を点てる時に一番気になるのは、指先だからなと、合点がいった。
まず袋針音聴いて新茶汲む
新茶を買って来た。袋を振ると、まるで針金が入っているような、金属製の音が聞こえた。そしてゆっくりと、お茶を楽しんだ。