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マヤ

『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(最愛29)

2019.08.16 03:00

「お…おばさん!?」




厚めのファンデに真っ赤なルージュをひき、長いマツエク。




完璧なメイクをしたにも関わらず、"おばさん"呼ばわりされたことに動揺している。




「あ、あのね!隆臣くん…」




「よく見て‼️どう見てもお姉さんでしょ?」




「おばしゃーんじゃないの?」




「あなた?そこで何してるの!?」




邸宅の方から理愛が銀髪をなびかせ駆け寄ってきた。




「し、しまった💦じゃあ隆臣くん、またね!」




「おばしゃーん、もう帰るの?」




理愛の声を聞いて、乃愛も鯉の餌を放り投げ、隆臣の側に走ってきた。




「たぁくん!誰かいたの?」




「あのね!知らないおばしゃんよ」




理愛が駆け寄り、ひしっと隆臣を抱きしめた。




「あーちゃん、どしたの?苦しいよ」




「ママ、お顔青いよ?」




「良かった、無事で…」




「広臣さんが言ってた女性(ひと)ね…危なかった」




理愛の胸に顔を埋めていた隆臣が、顔を上げて言った。




「あーちゃん、あのおばしゃん誰でしゅか?」




「ううん、いいのよ。隆臣くんの知らない人だから」




乃愛が少しムクれて、抱き合う二人を見ている。




「ママもたぁくんが可愛いのね😡」




「あーちゃん…もういい?苦しいのょ💦」




ハッとして理愛が隆臣を離した。




「ごめんね、隆臣くん」




女が去った方を見ながら、理愛は独り言のように呟いた。




「あなたには指一本触れさせないから、安心して」




その美しい手は強い意志をもって、隆臣の小さな手を握りしめた。





つづく