レジストロアウルであちこち走ってみて気づいたこと。
お盆休み期間中にキッザニア甲子園に行きました。
早いもので?納車から5ヶ月足らずで約6000キロ走行しました。
私たちの使い方としては2〜30キロ程度のお出かけがメインで、月に1回程度500キロくらいの走行といった使い方になります。
そういった使い方からレジストロアウルというクルマをみてみると、このクルマを最初のキャンピングカーとして選んだことに間違いはなかったと思います。
↑でも述べましたが、非常に扱いやすいクルマで、シエンタハイブリッドに乗ることがめっきり減ってしまいました。
現状 アウル95:シエンタ5 くらいの割合になっています。
キャンピングカーというクルマは気をつけて運転しなければならないものなのですが、レジストロアウルは非常に素直なクルマで、神経を使いすぎて疲れるということがありませんでした。
(注 個人の感想です。)
そのため、家族全員迷うことなくアウルのドアを開けてフツーに乗り込んで発車します。笑
そして、なによりも子供達にとってキャンピングカーというクルマは非常にワクワクするもののようで、用事で出かける時もクルマから降りたくないということが頻繁に発生しました。
なので、子供達が夏休みになったタイミングで車内に机を持ち込んで、クルマの中で勉強や、夏休みの宿題をしていたほどです。
コーナンの折りたたみテーブルが勉強や停車しての食事にピッタリサイズでちょうどよく、また組み立てがカンタンなので、重宝しています。
ただ、ドリンクホルダーが付いていませんし、固定されませんので走行中に使うのは無理です。
カーブで盛大に上のものが吹っ飛んで行きます。事故の時にどうなるか想像しただけで恐ろしいので、走行中はたたむのが正解です。
使用しない時はご覧のように収納しています。外で使うこともできるので、意外に役に立ってくれます。
さて、500キロを超える遠出を何度かしてみて、少しづつこのクルマのことがわかってきたので、紹介したいと思います。
①横向きシートは慣れるまで酔う
我が家の子供は大丈夫だったのですが、嫁さんが少しグロッキーになりました。
どうも窓から景色が見えないので、揺れるタイミングがわかりにくいようです。
②運転席も慣れるまで酔うことがある笑
これは今までのクルマで経験したことがなかったのですが、前と後ろの揺れ方の違いなのか、走行中に車酔いのような症状を感じることがありました。
でもすぐに慣れましたが笑
③風切り音よりもエンジン音が気になる。
エンジンルームの遮音性が低いので、エンジン音が思ったより入ってきます。ただ、音質はスポーツカーのように勇ましい感じで個人的には好みの音です。
音を遮るのには限界がありますので、いい音を聴かせるという発想なのかもしれません。
④一番得意なのはタウンユース
街中のような高速でカーブを曲がるといったことがない場所やストップアンドゴーが多く速度のアベレージが低い場所でこのクルマの良さが際立つように思います。トラックベースの中では優秀な乗り心地なので、後ろの家族からの不満はほぼありません。
貧弱に感じていたブレーキは車間距離を多めにとるクセがついたのと、慣れもあり不自由は感じなくなりました。
⑤最も苦手なのは山道
これはパワーが無いというのもあるのですが、重心が高くて重いクルマなので上りよりも下りの方が怖いです。
絶妙なセッティングでキャブコンにしては高い安定感を持っていますが、限界を超えるとどんな動きをするか想像もつかないので、無理は禁物です。傾きが限界を越えると一気にひっくり返りそうな感じがします。
そもそも飛ばすクルマではないので、後ろにクルマが来たら譲るようにしています。
それがお互いの安全のためと考えているからです。 しつこいようですが、キャンピングカーで無理は禁物です。
⑥高速は意外と得意
高速道路での走行はこの貧弱なパワーではしんどいかな?と考えていましたが、案外気にせず走れています。名阪国道も周りのクルマの流れについていくことができましたし(走行車線ですが)
高速道路でも走行車線を走るうえでは邪魔にはならずにすみました。
一応100キロでの巡行も可能ですが、周りにクルマがいない時は制限速度で走るようにしています。
横風はハンドルを取られますが、そこまで恐怖を感じるほどではないです。
それよりも、知らないうちに速度が出ている時があり、気をつけないといけないなと思いました。
⑦意外にイケる?フロントシート
本当に意外だったのが、純正シートで長時間座っていてもそこまで不満に思わなかったことです。
正直すぐにレカロシートに交換かと思っていたのですが、今のところ交換の必要性を感じていません。
大体2時間程度運転して休憩というサイクルで走っているからかもしれませんが、私の乗り方がこのクルマにあっているのかもしれませんね。
ちなみにエンジンは助手席側に寄せてマウントされているので、助手席の足元と、サイドブレーキ付近がホカホカしてきます。
⑧標準のバンタイヤでも特に不満なし!
納車前はすぐにタイヤ交換するつもりでした。バンタイヤってなんだか乗り心地が悪そうというイメージがあったためです。
実際にミスティックではノア純正アルミに乗用タイヤを履かせて走らせているところを公開していますし、乗り心地等が向上するという話でした。
でも、6000キロ走ってみて正直タイヤ交換したいという気持ちになりませんでした。
それは後述するこのクルマのシャーシ性能とちょうどバランスが取れているということなのかもしれません。
ロードノイズもそこまで気になりません(エンジン音が大きいだけとも言いますが)し、タイヤのバタつきも比較的抑えられていると思います。
⑨ライトエースのベース車としての性能
はっきりいってパワーは無い、ガソリンタンクは小さい、少しおバカなAT等、あまりいい印象はありませんでした。
しかし、何ヶ月か乗り回してみて慣れた?のか、不満に思うことが少なくなってきました。
たしかに、はじめに述べた3つの不満はどうしようもないところではあるのですが、乗り心地が比較的安定していて、なんというか特殊車両に乗っているという感じではなく、クルマに乗っているという感じがするのです。(乗用車と全く同じというわけではありません)
それは、重積載を目的としないライトエースのシャーシ性能からくるのか、ミスティックの強化サスペンションのセッティングからくるのかはわかりません。
正直言ってベース車として完璧ではないです。しかし、レジストロアウルにはライトエースというシャーシがちょうどいいんだなと、乗っていて納得できる組み合わせだと思いました。
⑩キャブコンとしてはシンプルな装備がちょうどいい
このクルマはキャブコンとしてはほぼ最低限の装備のみになっています。
近年、豪華装備のキャンピングカーがどんどん増えてきていますが、装備が増えれば重量も増えますし、部品が増えれば故障のリスクも増えます。
というより、最低限の装備のみでも故障しているので、装備のたくさん付いているクルマはどうなっているのか非常に気になります。
装備はシンプルですが、車内で過ごすには充分な設備があるので、これ以上は必要ないかなとも思います。
それと、収納家具が少ない影響かわからないですが、家具の軋み音は気にならないです。そもそも家具が少ないですし。笑
5ヶ月程度運転してみての感想ですが、やはり購入して良かったと思います。
我が家の生活スタイルが大きく変わり、子供達と出かける機会が大幅に増えました。
その分ガソリン代が高くなり、財布が悲鳴をあげています笑(平均燃費リッター7.5キロです)
故障して焦ることもありますが、手のかかる子供みたいなものだと思うと不思議と許せてしまう自分がいます。(まあ、故障しないに越したことはないのですが)
これからレジストロアウルをどんどん使っていって、このクルマのことをどんどん紹介していきたいと思います。
最後まで見ていただきましてありがとうございました。