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マヤ

三代目❤夢小説 『NAOTO編131』

2019.08.17 00:00

まりあがコンビニを出たのを確認してから、

直己は直人に電話をかけた。




呼び出し音が鳴るばかりで電話に出ない。




「酔って寝ちまったか…」




LINEを開いて直人に知らせようと入力しかけたが、手が止まった。




CAPを目深に被っていたし、背格好が似ているってだけで確証がない。




来週にはメンバー会議がある。




その時でも遅くはないだろう。




直己は遠くを歩くまりあが、直人のマンションに入っていくのを見届けてから、駅に向かって歩き始めた。




考えを巡らす。




俺に束縛するなって言うくらいだ。




それだけ直人に惚れてるのだろう。




もし、さっき話していた男がその元カレだったとして、はたして彼女が直人に不利なことをするだろうか?




慰謝料目当てに、彼が彼女を直人の元に送り込んだとか?




彼女のことが忘れられずに付きまとってるとか?




彼女はどうなんだろう。




直人のことを愛してるなら、DV男のことは徹底的に避けるはずだ。




いや、待てよ。




何かの雑誌で読んだことがある。




DV男ってのは時に人が変わったように優しくなって、飴と鞭を交互に繰り返し、いつしか女はその束縛から逃れられなくなる。




飴の時の尽くし方は半端ないそうだ。




その快感が忘れられずに、元カレと連絡を取り合ってるのだとしたら?




とにかく直人とはじっくり話してみよう。




あんな澄んだ目をした子が、直人を苦しめるようなことするわけない。




最初から疑ってた俺が言うのも変だが、

直人が選んだ子だ。




そう信じたい。




直己は相棒の様子が気になりつつも、iPhoneをポケットにしまい家路についた。





つづく