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恵比寿・銀座で鍼灸トリートメントNO.1meilong「東洋医学 : 気の種類」

2019.08.17 02:39

こんにちは!木川です^^


前回は気の生理作用についてお話ししましたが、今日はその続きになる、気の種類についてお話ししたいと思います!



◯ 気の種類

" 宗気・営気・衛気・元気が、人体を構成する気である "

東洋医学では気をいくつかに使い分けていますが、頻繁に用いられるものには、宗気・営気・元気・正気・経気また臓腑の気(肝気・心気など)と言われているものがあります。

このうち、宗気・営気・衛気・元気の4種類が、人体構成の基本的物質としての「気」に相当するものになります。

では、ここで挙げました4種類の気は一体どういうものなのかお話ししていきましょう!


1. 宗気

" 宗気は、心拍運動や呼吸運動を促進するもの "


宗気は気の6つの作用のうち特に推動画作用を強く示す気で、生成された後の胸中に集まってくるので、胸部にある臓器の働きに関係します。それによって心拍運動を促進したり経脈内での気血の運行を主だっている他に、肺の呼吸活動を補助して発生を主だったりします。

 

2. 営気

"営気は、栄養分の高い気 "


営気は気の6つの作用のあるうち特に栄養作用を強く示す気で、「栄気」とも呼ばれていています。経脈を通して運ばれて全身を栄養し潤します。このほか営気は血液よ組織成分で、津液(水分) と共に血液を化生します。

 

3. 衛気

" 衛気は、体表を防御する気 "


衛気は気の6つの作用のうち特に防御作用と温ク作用(体を温める作用)を強く示す気で、具体的な作用は体表のもの・体内のものとに分かれます!

体表では肌を保護して外邪(気温や湿度の変化による消耗、ウィルス、ストレスなど)の侵入を防ぎ、汗腺の開閉に関係して発散や体温調節を担っている他に、皮毛(皮膚および体毛)を潤します。

体内では臓腑組織を温ク(温める)することによって、その活動を活発にします。

 

4. 元気

" 元気は、生命活動の原動力になるもの "


元気は「原気」または「真気」とも呼ばれていて、先天的な生命活動の原動力になる気で、人体の成長発育を促進したり組織器官の活力を旺盛にします。


※ これまでに挙げました4種類の気以外の正気・経気・臓腑の気についても簡単に説明しますね^^


正気は、邪気に対応して用いられる言葉で、病気に対抗する生体機能の総称になります。

実際に人体を構成する気・血・津液・精(エネルギー)のどれが欠乏しても、その生理機能が減退すると、正気が不足して抵抗力が減退した状態と言うことになります...。

ですので、正気は全身にある人体構造物質すべてが集まって培っているもの。病気に対抗する力と考えてみてください!


経気は、経脈中を運行する気の総称です。

経脈の機能(気血を運搬するなど)を発揮させる経脈自体の活動源になる気が含まれます。


臓腑の気は、五臓六腑の各臓器がそれぞれもっているもので、各臓器が行う生理作用を発揮させる活動源となる気のことを言います。

たとえば、脾臓が行う消化などの機能は脾気によって行われて、心が行う血液運行などの機能は心気で行われることになります。

 

と、ここまで気の種類についてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか?

少し講義の様になりましたが、いつでもご質問くださいね!


常にこれらの気が体の中で働いてくれることで、コンディショニングができると思っていただけますと幸いです^^

それでは、次回は気の生成と運行についてお話ししたいと思います!



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