まる凄⑥囲み製図
TREND SEWINGでおススメする
「なるべく」 ゆるやかな 製図習得の流れ~♪
今日は製図から起していきたい方に
その中でも入りやすい
入り口を提案していきます!
昨日②までやりましたので今日は・・・
③簡単な囲み製図をひいてみる
囲み製図は四角い基礎となる枠線を
小さな蜘蛛が飛んで歩いて
巣を張っていくように引いていきます
端っこの線から計って
何cmに点を打つ
さらにそこから何cm下がった所に点を打つ
その線をカーブでつないでいく・・・と
周囲を引いていって
本体のシルエットが浮かび上がっていくような
影絵のような 引き方です
囲みでも
あらゆる洋服のパターンは引けます
サイズに合わせた見込み数値で
ザックリ引いている感じがあるので
引いたものと自分の身体が
実際に合うかどうかの チェックが必要です
囲みの簡単なものからトライすると
パターンの引き方の流れを掴んでいけます
学生と話していると
最初から最後までの
製図の引き方の順番が
よく分からないと言うのですが
囲みで慣らしていくのは
原型前の工程の
ルーティンの下積みになると思います
製図を引いたら必ず修正がでます
だから それをいきなり切り刻まず
原本として取っておくのが重要です
学生は面倒くさがって
これに縫い代をつけ
パターンパーツ化してしまいますが
そうするともう修正ができません
やっぱりここが足りなかったという時
折り紙みたいに紙を切り貼りして
繋げなくてはならなくなるので
却って大変になります
作図からやった時は必ず取っておいて下さいね
各パーツごとに写して
粗裁ち(あらだち)と言って
そのパーツの周囲を
大きめに紙切りバサミでカットし
全てのパーツの線が綺麗か
長さがあっているか
紙を重ね合わせて確認し
必要な箇所に合印を入れます
直角がとれている状態で 作図していても
かなりずれている事が多いので
消して書き直したりの修正をします
そして縫い代をつけましょう!
え?面倒くさい?
テキストパターンだとココまでの工程が
全部チェックしてあるのですよ
時間をかけて
面倒くさいことをやってくれていたのです
だから写してすぐに 早縫いが出来ます
完全自由課題で
完全にオリジナルを作るって
実はこの工程もご自分でこなすという事を
意味しています
だから それを望むには
透明な階段を積んでいく
必要があるという事になります
さてさて
囲み製図について触れてみましたよ
囲みならやってみたい感じがしますか?
市販の本やパターンを購入されて
すでにご自宅で
色々と作っておられる方には
次のステップとして囲みに入るといいかも知れません
はて 囲みって何だろう?と思った方は
作図が載っている雑誌「レディブティック」を
本屋さんでご覧になってみて下さいね!