万能の人10-マキャベリもチェーザレと会見
2019.08.18 07:11
1502年6月、チェーザレはウルビーノ公国を電撃侵攻した。ウルビーノは小さいながらフィレンツェを凌ぐ文化都市で、ルネサンスのもう一人の天才ラファエロを輩出している。ラファエロの父も宮廷画家であり、彼は幼少から絵の才能を示し、この頃はペルージャへ行き、ペルジーノの元で修行をしている。
チェーザレはさらにサンマリノを降伏させ、慌てたフィレンツェは、チェーザレに使者を送る。その中に次席で居たのがマキャベリである。マキャベリは、会見するやチェーザレに惚れ、イタリアの救世主を見る。そしてこの頃、ダ・ヴィンチは気まぐれにフィレンツェを出て、チェーザレに会いに行った。
チェーザレは、多分ミラノでダ・ヴィンチに会っており、この高名な天才を「最も親しき友、建築技術総監督」と呼び、あらゆる便宜を計るよう手紙を送っている。ダ・ヴィンチといえば冷静で、チェーザレの顔のスケッチを描いている。心ここにあらずというか、頭は良さそうだが少し普通ではない。。
しかしなかなか事態はチェーザレの思うようには進まない。フィレンツェはルイ12世に訴え、ウルビーノには元の領主を戻さざるを得なかった。だが、ミラノに集まった反チェーザレ同盟を創る企てには仏王はのらなかった。ナポリでフランスはスペインの劣勢に陥り、チェーザレの支援が欲しかったのだ。
下はチェーザレのスケッチ。皆さんはどう思う?