佐渡島一周旅③ 2019.8.12-15
佐渡島下半分周回からペンションに戻ってきて…
ふいに佐渡島の夕陽を見たくなってきた。
2019年8月13日の日の入りは、18:36分。
あと40分ある…間に合いそうだ‼️
★弁慶のはさみ岩
佐渡一周線県道45号線沿い、下相川の浜にある奇観。
巨岩と巨岩の間に、くさび型の岩がすっぽりと挟まっている。
その昔、佐渡弁慶ら山伏一行が相川から金北山へ修行に行く途中、待ち伏せした鬼が力比べを所望。
その際に佐渡弁慶が投げ飛ばした岩が下相川の浜まで飛んできたと伝えられている。
自然現象にしても、奇跡や偶然が織りなす美とも言える。
前に夕陽を観たのはいつだったのかも覚えていない…
NIKON D5500 に、クロスフィルターを素早く装着する。
夕陽に染まる空は、何故ムラサキがかっているのだろうか。
秒間にはさまれる鼓動に生命を感じる。
いつかみたあの紅の夕陽は、旅の栞であり、人生の瞬間でもある。
弁慶のはさみ岩で夕陽を堪能して…
車🚘で約10分ほどのところに廃墟「ラピュタ城」へと向かう。
★北沢浮遊選鉱場跡
北沢浮遊選鉱場跡(きたざわふゆうせんこうばあと)は、かつて東洋一と言われた鉱石の処理場。
建造されたのは1937年(昭和12年)、一カ月に5万トン以上の鉱石処理機能をもつ選鉱施設であった。
隣接する赤レンガ造りの石炭火力発電所跡もなかなかの雰囲気。
しかし佐渡鉱山の大規模な縮小とともに淘汰され、操業からわずか20年足らずで1952年(昭和27年)に閉鎖。廃墟化した遺構はそのままに、周辺環境を整備したのが現在の北沢浮遊選鉱場跡です。
直径50mにも及ぶ円盤状のシックナーという建物が残されている。
稼働時は、金や銀などの鉱物と水分を分離する役割を果たした泥鉱濃縮装置。
円形の巨大な建物は日本離れしたイメージの造りで、まるで古代ローマ神殿やコロッセオのようである。
月明かりに包まれる廃墟…
廃墟好きな私にとっては、かなりな萌えスポットである。
廃墟がライトアップされるのだから夏の夜に浪漫を感じる。
「天空の城ラピュタ」をイメージできる観光スポットといえば、「竹田城」や「猿島」が有名ですが、佐渡の北沢浮遊選鉱場跡も少しずつ認知されつつある。
北沢浮遊選鉱場ライトアップ
2019.4.20〜2020.1.13
時間は19:00~21:00。無料。
ライトアップされるのは選鉱場の部分で、赤、青、ピンク、緑、時にはレインボーと、色とりどりの光で照らされます。