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“顔”のはなし(その4)

2019.08.19 05:03


紫外線対策を怠ったばっかりに、過度なダイエットをしたために、実年齢よりも見た目年齢が老けてしまった…。こうなってしまったら最後、元の状態には戻れないのでしょうか?。老化を止めることは出来ませんが、老け顔を若返らせることは不可能ではありません。時間はかかりますが、一つひとつ努力をしていけば、必ず改善はされます。メイクや髪型といった見た目の形の部分であれば、比較的短期間で若々しく変化させることが出来ます。しかし、シミや表情といった部分では、ある程度の長期戦は覚悟の上で、努力をする必要があります。今日は、「“顔”のはなし(その4)」として「老け顔を改善する方法(女性編)」について考えてみたいと思います。  


今日から老け顔を卒業したいあなたへ> 

学生の頃から成人に勘違いされたり、20代なのによく30代に間違えられたりと、実年齢よりもいつも老けて見られるのって、結構傷つきますよね。男性でもショックですが、女性はよりショックが大きいと思います。「なんで自分は老け顔なの?」と悩むことも、一度や二度ではないでしょう。老け顔で悩む人って、「なんとなく自分はそういう顔だから」という感覚でいることが多く、はっきりと「なぜ自分が老け顔なのか」の理由について追及している人って、実はそんなにいないと思います。遺伝子的なものや、外見の雰囲気など、老けて見えるにはさまざまな要因がありますが、自分ではっきりと老け顔の理由について知ることが出来れば、必ず何かしらの対処が出来るはずです。まずは自分自身で、「なぜ老け顔に見えるのか」をしっかりと調べて確認してみましょう。そこから一つひとつ対処していけば、きっと老け顔を卒業することが出来ます。早く行動すれば、それだけ早く、今日からでも老け顔を卒業出来るかもしれません。  


<外から塗って皮膚を改善させる> 

外から塗るものは、何もメイクだけとは限りません。下地となる化粧水や乳液など、いわゆる基礎化粧品もありますが、それらは地肌に良いものも今ではたくさん作られています。よく女性用の化粧品の広告で、「肌を内側から若返らせる」や「肌を保湿して瑞々しく保つ」といったようにうたっていますが、個人差はあれど少なからずそのように肌に良い素材を使って作られていますので、効果は期待出来ます。どんな化粧品が一番自分の肌に合うかは、実際に使ってみなければ分かりません。中には何年もさまざまな化粧品を試して自分に合うものを探している人もいます。肌に合う、合わないで肌の調子はぐんと変わりますので、まずは基礎化粧品など肌の外側から刺激を与えることで、皮膚を改善させることに努めましょう。  


<薬やサプリメントを飲んで内側から改善させる> 

規則正しい食生活を送ることで、体の機能がきちんと働き、内側から肌の健康を整えてくれます。しかし、健康や美容に必要な栄養素の中には、食物から摂取出来ないものもあります。その場合には、薬やサプリメントを継続的に飲むことで、体の機能をしっかりとサポートしてくれます。また、年齢を経ると、体内で作られるビタミンを始めとしたさまざまな栄養素も作られ難くなるため、やはりある程度の年齢に達してからはサプリメント類を食事と一緒に摂取することで、より体の内側から改善させていくことが出来ます。 


<心を若々しく保つ> 

先にも挙げたように、体だけでなく心の健康の具合によっても、若々しく見えることもあれば、老けて見えることもあります。日頃からストレスが多かったり、物事に対してネガティブな考え方をしている人では、どうしても顔つきが暗くなり、表情からは笑顔が消えてしまいがちです。そんな人では心を若々しく保つことが難しく、暗い表情は実年齢よりも老けて見えてしまうことが多いです。一方で、常にポジティブで、どんなことでも前向きに考えて行動する人は、表情も明るく笑顔が多いです。にこにこと笑顔を浮かべているだけで、人は実年齢よりも若々しく見えるものです。自分の気持ちや感情を直ぐに変えることはなかなか出来ることではありません。しかし、何事も意識して行動するようにしていれば、きっとその行動が良い方向へと向かっていきます。良い方向へと向かえば、自然と自分の気持ちも明るく向上心に満ちていきますので、物事をネガティブに考えそうになった時には、ポジティブに考えなおすように心の努力をしていきましょう。 


<メイクやヘアスタイルを流行のものにする> 

メイクやヘアスタイルで老けて見えていた人は、やり方を変えてみると良いでしょう。例えばメイクの場合、何年も同じようなメイクばかりをしていた人は、雑誌やインターネットなどで流行のメイクの方法を試してみると、それまでと印象がガラリと変わると思います。また、流行のメイクにする際には、必ず自分の年代に合ったメイクを研究するようにしましょう。ネットや雑誌には、メイクの方法も載っています。もし分からなければ、友人に聞いて一緒にメイクをしてもらっても良いでしょう。また、ヘアスタイルも、自分の今の年代に合った流行のものに変えてみると、それまでよりも明るく好印象に変わります。メイクや髪型を変えると、始めの内は落ち着かなくて、何度も鏡を見たり、そわそわしたりすることも多いと思います。しかし、それこそ自分の顔や髪型を何度もチェック出来て、意識から変えていくことが出来ます。さらには、周りの反応が良ければ自然と自分も楽しい気持ちになって、考え方もポジティブに変われるかもしれません。見慣れないのは最初の内だけですので、この機会に思い切って変わってみましょう。  


<無表情> 

たるみと直結してくるのですが、表情を動かさないで過ごしていると、その日々の積み重ねで表情筋が衰えてしまい、老け顔になってしまいます。表情は若さや美しさと直結していて、写真でなくリアルで見た時に美人だな、と思える女性は、表情の動きがキレイで美しいです。アナウンサーや女優さんや歌手などの歌うことや話すお仕事のかた、ご趣味でボーカルをされていたり人前でよく話されているかたは、若々しく見えることが多いですよね。発声練習や表情を動かすトレーニングをしていると、くまなく表情筋が動かせて、むくみやたるみを予防できたり、二重あごや無駄なお肉がつくのも防げてスッキリ若々しいお顔が保てます。気づくとふと鏡に映った自分の顔が無表情だと、老けていると驚くことがあります。無意識の時がとんでもなく怒り顔、無表情になっていないように気をつけたいものです。  


<クマやシミはコンシーラーで確実に隠す> 

寝不足で出来てしまったクマや、肌に出来たシミは、コンシーラーをすることで隠すことが出来ます。コンシーラーを使えば、ファンデーションを厚塗りすることなくクマやシミを上手に隠すことが出来ますのでおすすめです。コンシーラー自体は薬局やディスカウントストアで買い求めることが出来ます。これまであまりメイクをしてこなかったか、またはメイクの仕方を変えたことのない人は、コンシーラーを使ってみるとそれまでよりも肌を美しく見せることが出来ます。  


<ネガティブをやめ、ポジティブになる> 

外見のみでなく、内面の考え方でも老けて見えることはすでにご紹介してきましたね。ネガティブな考えは、それだけで表情を曇らせ、周りからは老けて見えてしまいます。とはいえ、つい癖でネガティブな考え方をしてしまう人は、いきなりポジティブに変わろうとしてもなかなか難しいと思います。そこで、考え方を変えるヒントをご紹介します。例えば朝、目覚めて寝坊しかけていたら、「ああもうこんな時間!何でこんな時間まで寝ちゃったんだろう!」とイライラして慌ててしまいますよね。しかしそんな時には、「こんな時間まで寝てたってことは、昨日までの疲れは取れたはず。これで今日もまた一日頑張れる」と思えば焦りの中でも多少前向きな気持ちが出てきます。また、例えば自転車が壊れて徒歩で通学や通勤になった場合には、「自転車が壊れたからこんなことに…」と考えてしまいがちですが、いっそ「いい運動やダイエットになる!」と考え方を変えてみましょう。物事にはいずれも長所と短所があります。ネガティブな人はつい短所の部分だけが目について、心の中で文句を言ってしまう癖がついています。しかし、それをあえて長所の考え方に変えることによって、気の持ちようが変わってきます。例え最初は無理やりでも、それを続けていくことで心境には変化が生じてくるものです。 


<睡眠不足は大敵> 

睡眠不足はお肌の大敵と言われるように、きちんとした睡眠のサイクルを続けないと、肌の機能がどんどん低下してきてしまいます。人は夜眠っている間に、太りにくい成分や肌に良い成分が体内で作られています。正しい睡眠のリズムを保っている人では、肌の生まれ変わるリズムもきちんとしているため、肌のツヤや潤いが保たれています。しかし、睡眠時間が不規則であったり、睡眠不足が続いたりすると、それだけ肌機能にも悪影響を及ぼし、肌がかさついたり、ツヤがなくなったりします。一般的に人間は最低でも6時間は睡眠時間をとるようにと言われていますので、どんなに仕事が忙しくても、極力6時間は睡眠の確保が出来るように努めましょう。どうしても一日6時間も眠れないという人は、休日にしっかりと休息を取るなり、少しでも空いた時間に仮眠を取るなりしましょう。睡眠は肌に対してのみでなく、人間の生命活動に大きな影響を及ぼしますので、睡眠時間には出来るだけ気を配りましょう。  


<ファンデーションやチークで血色を良くする> 

肌が元々真っ白い人は、何もしていなくても頼りなく見られてしまいがちです。その上、ネガティブな人では表情が暗く、あまり笑顔も作らないことから、余計に血色が悪く見えてしまいます。血色が悪いと、自然と実年齢よりも老けて見えることがありますので、ファンデーションやチークなどを塗って肌色を少し明るくさせると良いでしょう。ファンデーションは自分の肌の色よりも少し濃い目や明るめの色を選ぶと、顔の印象が少し華やかになります。違和感がないように、首元まで伸ばして塗るのを忘れないようにしましょう。また、チークは元々の肌色が白いと、あまり色が明るすぎるものでは悪目立ちをしてしまいますので、ファンデーションよりも少しだけ明るめの色を選んで塗ると良いでしょう。血色が良くなれば、その分肌も若々しく見えます。 


<顔のマッサージで表情筋を鍛える> 

最も顔が若々しく見えるのは、なんといっても笑顔や明るい表情を浮かべている時です。ネガティブな人は出来るだけ自然に笑顔を作ることが出来るように、日頃から気持ちを明るく持つことも大切ですが、同時に顔のマッサージをすると良いでしょう。口を大きく開けて「あ・え・い・う・え・お・あ・お・」の声を出してみたり、にっと笑顔を作って口角を挙げる練習をすると、表情均が鍛えられて、スムーズに笑顔を作ることが出来るようになります。鏡の前で最低一日に一回は練習をし、出来れば朝仕事や学校に行く前に行うようにしましょう。鏡の前でする時には、少々大げさなほどに口を大きく開けて練習をしておくと、実際に笑顔を作る時には口角が引きつることなく自然に持ち上がります。毎日顔のマッサージを続けることで表情均が鍛えられ、例え上辺でも笑顔を作る時には自然な表情を浮かべることが出来ます。  


<冷えが女性を老化させる> 

赤い唇と頬など血色のいい温かい肌は若さのシンボルです。実際に冷たい肌では血行が悪くなり、肌の細胞に栄養と酸素が行き渡らずターンオーバーが遅れて肌老化が進んでしまいます。運動不足や冷暖房などが原因で冷え症体質から脱出できない人は、ぜひ一日の終わりのバスタイムを利用して、体を温めていい睡眠がとれるといいですね。そこでお風呂に入りながら簡単に体を温めリラックスする方法についてご紹介します。 


①体はぬるめ、手足は熱めのお湯で温める リラックスするためのお風呂の温度は、40℃程度にしましょう。温度計で確認するのが面倒であれば、自分でお湯に触れて、ちょうど良いと安心して入れるくらいだと、副交感神経という体をリラックス状態にする神経が働いてゆったりとくつろいでバスタイムを楽しめます。熱いお湯に入ると交感神経という体を緊張させる神経が働いてしまい、リラックスできません。10分程度ちょうどいいお湯につかっても手足が冷たく感じたら、43℃くらいのお湯で手湯、足湯をするか、ちょっと熱めのシャワーを手足にかけて1~2分温めてください。これで頑固な冷え性も一気に改善するはずです。  


②手のひらで全身の肌をやさしくタッチ もう一度湯船につかって自分の手のひらで全身の肌をゆっくりやさしく擦ってください。これが一番のマッサージ、特に肌の細胞に栄養を送る毛細血管という髪の毛よりも細い血管や、肌の細胞から出た老廃物や余分な水分を輩出するリンパ管の流れをよくするためにもピッタリです。ツボ押しやコリをほぐすのではなく、肌にやさしく触れることで、さらにリラックス効果が高まりますし、自分の肌をやさしく触ることで、自分の肌への愛着や愛おしさを感じることができます。一人でゆっくりとリラックスしながら大切な自分の肌に触れる時間を大切にしてください。 


今日は、「“顔”のはなし(その4)」として「老け顔を改善する方法(女性編)」について考えてみました。今日は、この辺で失礼します。 


(出典:生活百科、Smartlog、マイナビウーマン、5セカンズ、Woman excite、ビューティエテルナ)