群馬観戦9試合目、ホワイトスターvs神奈川大学
と、この試合を書く前に・・・。
観戦記7と8が抜けてますが、後期第2節早稲田大学戦(2-5)の後、後期第4節と5節を観戦してきました。第3節は川場村でホーム開催されたジェフレディースU18との試合でしたが、こちらは所用で観戦できず、88分の失点が致命傷となり0-1で敗戦となりました。この辺で歯車が狂ったのかもしれません。早稲田戦は点差がついたとはいえ、引き摺る必要のない敗戦に思えたのですが・・・。
2~3節の連敗の後、7月14日の後期第4節のアウェー、日テレ・メニーナ戦を観戦に行きました。私が到着したのは前半終了寸前。最初間違えて駅側に行ってしまったのは内緒です。ヴェルディグラウンドの最寄りの駐車場に移動。駐車場料金、時間関係なく前払い固定で1,500円。なにぃ!ここで財布に中程度のダメージ。
到着して、サポさんに状況を聞くと「0-5(で負けてる)」と衝撃的な返事。更に失点して、前半だけで6失点。前回の対戦では内容は互角ながら3-0で勝っている相手。GK小髙選手とFW佐藤選手という攻守のキーマンを欠き、メニーナのメンバーが代表・ベレーザからの玉突きでフルメンバーに戻っているとはいえ、これは・・・
最初の失点、副審がオフサイドの旗を上げているのに主審が覆して得点を認めたり、ホワイトスターに不利な判定もあったと聞きますが、それだけでこの点差はない。
後半も2失点し、0-8の大敗。早稲田戦と違うのは、内容的にも完全にメニーナに圧倒され、ほぼほぼ良い所無しだったこと。最年少の間庭選手が孤軍奮闘しているように見えました。
翌週の7月21日は、後期第5節のアウェー、浦和レッズレディースユース戦を観戦に行きましたが、仕事と渋滞の影響でキックオフに間に合わず。今度は迷わず(事前にちゃんと調べた)レッズランドに到着。駐車場タダ。やったーありがとう浦和さん!
しかし、前半途中に到着して聞いた状況は「1-4」前半でまたも大量失点。あまりに試合の入り方が悪過ぎるのか。一体チームに何が・・・。
後半、チームは反発力を見せ、前節奮闘していた間庭選手のクロスから、佐藤選手がゴールというパターンが連続で決まり3-4と1点差に追い上げ。更に71分、味方シュートのこぼれ球を新井選手が押し込んで遂に同点!しかし前掛かりになった一瞬の隙を突かれ、83分に失点。
試合はそのまま4-5で敗戦。早稲田、ジェフ、メニーナ、レッズと4連敗し、前期の首位争いから一気に5位まで順位を下げてしまいました・・・。
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関東女子1部優勝の可能性は極めて低くなってしまいましたが、それでも望みを繋ぎ、直接関係はないにしても皇后杯予選やチャレンジリーグ昇格プレーオフに上昇気流を作る為、この日の試合は勝敗・内容共に大きな意味を持つ、負けられない一戦。
2019年8月17日、前橋総合運動公園サッカー場を会場に、
2019関東女子サッカーリーグ1部後期第6節
群馬FCホワイトスターvs神奈川大学
の試合が、15時30分キックオフで開催されました。
本拠地で前期の2試合は勝利を飾った前橋総合運動公園、この日はテントが多め。
いつものマッチデープログラム配布、チームロゴタオル販売、募金受付の他、ドリンクの販売、新グッズ(携帯冷風機、ハリセン)販売、とうもろこし配布など様々なイベントがありました。
このブログの過去記事をご覧になっている方は、チラシの写真に気付くかな・・・?
大旗と太鼓を担当する、ホワイトスター応援団中核のお二人。この日は、新発売のハリセンをリズムに合わせて叩いてくれる観客が多かったです。チャントや歌は、この日新調されたものもあり、まだまだ試行錯誤の段階。でも、チャレンジ昇格を目指すのであれば地道な応援の灯を続けていくことが重要になってきます。お二人の後押しなくして、後に続く群馬の方々の応援も、チャレンジ昇格も無いと思います。頑張って下さい。
こちらが、応援グッズの「ハリセン」。2つで500円。こちらの購入者に試合終了後抽選があると聞いたのですが、ナンバリングの類は見当たらず。
あと、セットの内の一つを、パルセイロレディースを応援し、移籍した選手の移籍先ポスターなども店内に貼らせていただいている長野市篠ノ井の「中華賄い料理 橙宴」さんに今日の昼お願いし、店内にこちらのハリセンも貼っていただきました!長野市近隣の方で、昨年在籍していた小髙選手や、長野市出身の牧井選手の頑張っている姿をご覧になりたい方、スタメン写真だけではありますが、是非橙宴さんでお食事し、店内を探してみてください。
で、その小髙選手。腕まくりがち(笑)実は大敗した前の2試合、ケガで出場無し。この試合が久々の先発出場となりました。当日は36度を超える酷暑の中、選手も観戦者も大変だったと思います。
群馬FCホワイトスターのスタメン記念撮影。
両チームの試合開始前円陣。
試合は、酷暑の中で行われた為、前後半それぞれ2~3回の給水タイムが設けられました。両GKはベンチには戻らずゴール脇に置いた水筒で給水。暇そうに試合再開を待つ小髙選手。
試合は、19分にDFラインの裏に弱めの浮き球パスが供給されたところに、FW兼重選手が猛然とダッシュ。左右のDFと並走しながら一瞬早く追い着き、ダイレクトシュート!素晴らしいゴールで群馬FCホワイトスターが先制しました。普段の動きはクネクネしている感じがする兼重選手ですが、アタッカーとしての万能性、競り合いの強さ、空中でのボールコントロールは凄いと思います。元々、U代表の選出経験もあり、大学時代(新潟医福)ではチャレンジリーグでプレーしていた選手。佐藤選手と共に得点ランク上位、ホワイトスターの攻撃を牽引する選手の一人です。
押し込まれる場面もあったものの、連敗中に比べればだいぶ改善していた守備。しかし29分。ゴール前の混戦から両チームのほとんどがオフサイドと思い足を止める中、プレーは続行され、いち早くオンプレーに気が付いた神奈川大学のFW曽根選手がシュート。慌ててブロックに入った関口選手も、GK小髙選手も間に合わずシュートが決まりました。副審は当然ながらオフサイドの旗を上げていましたが、主審がこれを採用せず。相手に当たった・・・と判定したとしか考えようがありませんが、何とも納得のいかない失点。メニーナ戦の悪夢も脳裏をよぎるところでしたが、失点直後に給水タイム。1-1の同点の場面、少し冷静になる時間となったでしょうか。
39分、ホワイトスターの誇る強力2トップの一角、佐藤選手が勝ち越し点を決めます。自慢のスピードで抜け出すと、一度はシュートを止められますがこぼれ球を自ら押し込み2-1に。メニーナ戦は欠場した佐藤選手ですが、彼女の感情むき出しのファイト溢れるプレーがチームを鼓舞しているのは間違いありません。サイド突破の時には、どうも初めてホワイトスターの試合を観たらしい人が「(佐藤選手)はええ!」と思わず呟いていました。
更に41分には、中盤でどちらかというと地味な役回りという印象があったチーム最年長の新井選手が、狙いすました見事なコントロールシュートを決めて3-1に。諸事情あって途中出場や欠場もあった新井選手ですが、これで2試合連続得点。頼れるベテランです。
ハーフタイムには、群馬県内を中心に活動するダンスグループ「ゼロセン」のパフォーマンスが披露されました。
後半開始前、両チーム円陣。
後半開始して間もない48分、佐藤選手が中央やや左からスルーパスに抜け出し、GKとの1対1を冷静に制して追加点。ゴールパフォーマンスは懐かしの飛行機(笑)佐藤選手はこの後、もう一度ほぼ同じシチュエーションでGKとの勝負になりましたが、今度はGKにセーブされ頭を抱えていました(笑)
両チーム、多くの選手を交代させる中、珍しくこの日先発を外れていた牧井選手が84分から出場。94分にはダメ押しとなる5点目を決め、同じタイミングで交代出場した宮下選手とハイタッチ。試合はこのまま5-1で終了。ホワイトスターは連敗を止め、首の皮一枚優勝争いに踏み止まりました。
二度ほどのビッグセーブに加え、ゴールライン外のエリアでのクリア、兼重選手にピタリと通すロングフィードが光ったGK小髙選手。長野に居た頃はそもそもケガでほとんどプレーを見れなかったのですが、こんなに守備範囲が広いGKだとは知りませんでした。今ではすっかりホワイトスターの守護神です。誕生日1日違いの牧井選手と談笑。
試合終了後、暑い中戦った選手が一列に並んで、ホーム最終戦報告会。流石にこの日の暑さを考えれば、座ってもらったり、途中で一旦冷房の効いた部屋に戻るなどあっても良かったのではないかと思いますが、皆さん報告会終了まで立っていました。
サプライズ?で登場の浴衣の男性は、前橋市長さんだそうで(笑)
「なでしこリーグに、行くぞぉ~!」
選手代表の挨拶は、いつもの相沢キャプテンではなく、最年長&この日1得点の新井選手。
氷を頭の上に置いて涼む関口選手(笑)
相沢キャプテンと、この日はいつもと違うポジションで先発の甲斐選手。
相沢選手とは試合後のファンサで偶然お話する機会をいただき、試合中に少し確証が持てなかったこと(具体的なことは避けますが、前の試合と変わっていたこと)について質問したところ、回答と更に踏み込んだ説明までいただきました。監督でもコーチでも選手でも、サッカーの造詣が深い方と喋るのはやっぱり楽しい。楽し過ぎて写真撮らせてもらうの忘れてました(笑)それはまた次回に。
この日の戦利品の一部。黄色いユニフォームは、サポータークラブの特典のひとつ、レプリカユニフォーム。GKユニをお願いしていたものです。小髙選手にサインをいただきました。トウモロコシは朝収穫されたもので、何と生でも食べられるとか。実際そのまんま食べてる人もいました。そして、ハリセン。抽選はナンバリングではなく、当たりシールが貼ってあるというもの。選手全員のサイン入りグッズ、トウモロコシ1箱(笑)などの景品がありましたが、自分のハリセンを見たところ、貼ってあったのは黄色のシール。黄色・・・?あっ、さっき1等って最初に言ってたやつ!1人かと思ったら複数人いたのか。景品所に行ったところ、間違いなく1等(笑)ありがとうございます!ただ、自分で使うよりは・・・ということでプレゼントになりました。
この日、1得点の牧井選手。1失点の・・・てそれは記念しなくていい(笑)小髙選手。
AC長野パルセイロレディースという縁があり、誕生日1日違いという仲良し。プレゼントのお返しはチャレンジ昇格で!良い夢を見させてください。皆さんの夢が、サポの夢です。
この日、Yahoo!さんの記事では日本最高気温タイ記録だった前橋市。酷暑の中300人弱の観客が来場していました。これを少ないととるか、これだけ来てくれたと取るかは、受け取り方次第。まだまだ出来ることは沢山あるはず。でも、チーム戦術も運営も試行錯誤や改善の跡が見られた一日でした。この苦労が、未来の糧となりますように。
関東一部は混戦のまま、12月7日の最終節と、その前に未消化の早稲田vsジェフL-U18(会場が準備できなかったのか、前期に続いて早稲田ホーム。11月)を残して中断期間に。その間に、皇后杯予選やチャレンジリーグ昇格を争う試合が組まれることになりそうです。先ずは皇后杯関東予選。9月15日、那須塩原市の青木サッカー場で筑波大学と対戦します。