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「なんで?」は1日3回まで。

【オランダ】Today'sartとハーグでのDJ

2019.02.06 05:45




ロシアからバルト三国、そしてハンガリー、クロアチアと東欧を旅し
一気にEUど真ん中のオランダへ来ました。

行先はアムステルダムではなく、ハーグというオランダ第三の都市。
我々で活動している「三角FRASCO研究所」のメンバーKISHOが移住している街であります。

オランダは子育てもとってもしやすそう。
愛娘は英語、オランダ語、日本語のトライリンガル教育中。くーうらやましい!

せっかく我々がオランダにいくのであればパーティーするでしょ!
ということで、
コラージュアーティストのKISHO https://www.instagram.com/kisho_matsuo/?hl=ja と、
VJのMasayaが今回一緒に映像+ライブコラージュ、私はDJで、
ハーグでイベントをやろう~と、連絡を密にとりあっておりました。


これまたハーグにはStevenというペインター、アーティストであり、
並行して、スケートパーク”sweatshop”、クラブ”pip”運営している知人がいて、
以前、東京の半蔵門ANAGRAで彼の個展のオープニングパーティーを主催したり、
毎回飲んで六本木の道路に転がったり、高円寺で歌ったりする最高の友人が!

↑高円寺をはじめ、東京都内にもかなりのこのステッカーが貼られていますが、
彼の地元ハーグにもいたるところに彼のステッカーを発見。お膝元ですねw


ということで今回は、満を持して、今回はStevenのクラブPIPでパーティーを開催することに。

しかもToday'sartというデジタルアート×ミュージックフェスの期間中★


期間中は、王立のオペラハウスで、モジュラーシンセサイザーを使った
実験的なテクノのLIVEが行われていたり、トークショーやワークショップなどが3日に渡り開催され、世界中からアーティストもお客さんも集まってきます。

私も大好きなApparatというベルリンのDJを到着日そうそうに拝めて、幸せ絶頂

彼が歌う名曲、BAD KINGDOMを爆音で聞いて昇天でございました。

メインディッシュであるハーグでのパーティーは、「魂消」というタイトルで、
デンハーグに住む日本人たちと、ベルリン在住のデコレーターともちんで開催。

メインはさすがLGBT先進国!


メインフロアは、オランダらしく、

煌びやかでファビュラスな★ゲイパーティー★

そしてラウンジBankerはデンハーグ在住日本人チーム+αで開催。

もともとPIPは、皆が遊んでいるスケートパークがなくなる!困る!買おう!
という若者Steven&友人達の行動からスタートし、
大きな資本も入れずに自分たちで運営をしているクラブ。

今回のBankerと呼ばれるラウンジは、
日本食のお弁当屋さんを営むじゅんさん(週休3日!)をはじめとしたメンバーが、
機材、スピーカー、PAを自分たちで準備、
映像は、相方まさやが自ら配線し、投影確認。
そして、ベルリンからきたデコレーター(装飾家)のともちんを迎え、
みんなで一緒にデコレーションもパーティーに向けて仕上げるという
なんとも楽しいDIYスタイル。

「ああ、日本人って最高」と思うくらい、
それぞれキビキビと動き、即席のチームと思えないほど団結して、
パーティーの準備、無事完了。

メインフロアのゲイパーティーと共に、
オシャレをしたメンズや、女の子、
Today's Art終わりと思われる50代くらいの方々まで

色んな人が、Bankerにやってきて、
(オランダまできて日本人だけでパーティーか)とちょっと思ってしまった
自分を恥じました。なんでって来る皆が多国籍なので、

もはや日本人というかアジア人が全然いない状態なんですもの。
オープン後は、ベルリンからきたデコレーターのともちんとの
共通の友人の多さに驚き、あれこれ話し込み、

今まで「高円寺で"混乱"ってパーティーをやってて~」などなど
この旅ではじめて日本人の女の子とたくさん日本語で話せる時間を得たのでした。

相方まさや+コラージュアーティストのKISHOのパフォーマンスは、

フロアーに入ってくるみんなが面白そうに、

映像や、コラージュされたものを見ていたり、

動画を撮ったり、なかなかのいい掴み。

あっという間に時間はピークタイムになり、

私もいい感じに踊るお客さんがわさわさいるところでDJブースへ。
ラトビアでは、一番前の列が(全員モデルなのか?)と思うほど
ディズニープリンセスになれそうな女性たちが踊っていて、

「おおおお・・・・」とブースからの眺めの違いに心躍りましたが、

今回のオランダでのDJもすごい。
なんたってフロアがゲイパーティー。
最前列はほぼ、かわいい踊り方をするオシャレボーイズじゃないか・・・!

そして2列目、3列目には、ちょいマッチョもいる。
もちろん一般のお客さんもいるけど、いつもと違う。
「わ、あの男の子くぁいい」とBL好き女子なら悶絶するような
自由にイチャつくカップルなんかもいて、もうこれだけで私ドキドキ。

これがLGBT先進国なんだな、と実感する光景を見て、
みんなが平等に「いやっほー!」と盛り上がれる曲をかけようと、

いつにも増して、アゲていくことに。
弱冠の機材トラブルなどはあったものの、
楽しそうに踊ってくれるダンサーのみんなの表情はノープロブレム。

音楽を通して、目の前の出会ったこともない人々と

1つになれる快感をラトビアを越えて、味わうことができました。

DJが終わったあと、ブースをでると、

モンゴル系のガチムチの男の子が汗だくで、スマホの画面を見せてくる。

なんだろう?と思ったら、画面には日本語が・・・・!

私へ「ありがとう」を伝えたくて、

勉強中の日本語で頑張って入力してくれたよう。
「日本語下手だから文章変かも」といっていたけど、

もうそんなのなんだっていいんです、まじで泣ける。
思わず彼の汗も気にせず、ビッグハグ!
音楽好きで良かった、と心底思いました。

素晴らしい機会を与えてくれた皆様、ありがとう。

メインフロアもステージの上には旗がひるがえり、
ドラッグクィーンよろしくキラキラのメイク、
個性的なファッションをしたメンバーが壇上で踊りまくってました。

ホワイトであるとか、アフリカ系であるとか、
アジアンだとか、同姓が好きとか、年齢とか、服装とか
そんなのクラブでは関係がない。

関係がなくて、フラットで、
みんなが解放されるから面白い表現や、出会いが生まれる。
日本はいつまで風営法で規制してるんだろう、

どうしていつも騒音問題でお店が続けられなくなってしまうんだろう、
窮屈な日本が、我慢できない人達は、
可能性が無限大に広がる違う国に住むことをそりゃ決意するよね、と

この旅ではじめて「違う国に住む」ということを意識しました。

TAMAGE、もうあんまりしっかり覚えてないけどw

ぜひ2回目の開催、いつかまたみんなでパーティーしたいです。