Sound journey
2019,8/7 に行われたsound journey 音の旅。
無事に終了しました。
遠くから新潟まで足を運んでくれた方々、
一緒に作り上げてくれた方々、
ありがとうございました。
前例があるわけでもない、なんとも説明しづらいイベントなので、動画でまとめてみました。
画像がちょっと悪いのですが、みていただけると嬉しいです。
軽々やりたいと思っていたけれど、結局、睡眠不足からか、本番一ヶ月前から口内炎治らず。
本番終了後、ぎっくり腰になるというヨボヨボっぷりでした。
けれど、2歳4ヶ月のやんちゃ盛りに、家族揃ってこのようなイベントを立ち上げ、
ひとつの理想の世界を、子どもに体験させられたことは私にとって大きな成果です。
「乳飲児抱いて やっちゃいかんね イベント運営」
ちょっと一句。
自分のペースで睡眠が取れるわけでもなく、暑い中、おっぱいで精力を持っていかれる中
事務作業に、振付に、挨拶回りに右脳と左脳の切り替えしながら走り回るのは、
なかなか体力的にしんどいものがありました。
軽々できたら、変態だね。
ニコニコできただけ立派だと褒めてあげたいです。
そして今回は、アーティストだけでなく、
本当に普通の会社勤めのお父さんやお母さん、
普通の幼稚園や小学校で教育を受けている子どもたちと一緒に作り上げるという
私にとっては大きなハードルがありました。
参加してくれた皆さんにとって初めての価値観をベースに行われるイベントだったので
言葉で伝わらない世界観を共有することがとても難しく、
全く違った次元でかけられる言葉たちに傷ついたこともありました。
それを乗り越えられたのは、やっぱりダンスの力でした。
日々のレッスンを通して、コドモたち、オトナたちに投げかけたムーブメントのシャワーは
私が今までムーブメントメディテーションとして提案してきたことでした。
ヒトの心や感覚を動かしていけるか、感動させられるか、変化を促すか、
実践の場で試させられているようでした。
ヒトの心を溶かすには、やっぱり理屈よりもムーブメント。
カラダで体験したことは、心に浸透する。
スタッフで入ってくれた友人が
「保護者の人たちが、カリカリせずに
こんなににこやかに運営に巻き込まれているのってみたことが無い。
何よりそこが一番素晴らしかった。」
と言ってくれました。
そこが何より、今回、私の目標としてクリアしたかったところ。
コドモのイベントが、オトナにとって
真理を学ぶ体験の場で、解放の場で、遊びの場であってほしい。
「あれするな」「これだめ」「あれしろ」の世界ではなく
一人一人が自分で考えて、自分の意思で、
必要な時に必要なことを、心地よくやる。
怒鳴ったり、焦ったり、怒ったりが、当たり前にない作り方。
(意外と、一昔前の、舞台とか、ダンス教室とかってありがちなんです。)
それが自然にできる空氣感を作りたい。
それを楽しんでもらえる道筋を作るには
どこを決めて、どこを決めない方がいいのか。
保護者にお願いする仕事の内容も
振付をするのと同じように、
考えて、バランスをとって作り上げたところがありました。
その辺は大成功。
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裏話として、今回の反省点としては、
アーティストの負担が大きすぎたところ。
お客様、参加者に楽しんでもらうことはできたけれど
アーティストにとってはスケジュール的にも内容的にも金銭的にも負担が大きすぎました。
フェアだったかと言われれば、相手を大事にするあまり、
私は自分自身を大切にできなかった。
自分に自信がないことを言い訳に、ちょっと媚びて、
自分が受け取るものを拒否したり、遠慮してしまったところがあったかな。
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第一回目として、この価値を知ってもらうこと、体験してもらうことはできたから
これから、参加してくれた人たちが
どのようにこの「文化」を育てていってくれるかかなとおもっています。
ひょっとしたら、一回で十分となるかもしれないし、
作り上げた皆さんにフェアなエネルギーが回るように、
もう少し参加費をあげてやりましょうという人が現れるかもしれないし、
誰かが主催して、運営して、開催してくれるかもしれないし。
市に依頼して、共同開催してくれる人が出てくるかもしれないし。
誰かが助成金申請をして、もっと多くの人に届く形で開催してくれるかもしれない。
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可能性はいろいろあるのかなと思います。
参加してくれた人たちの中で
「自分が主役」「自分が作る」
の感覚が芽生えて、渦を「作る側」の人が出てくるのが一番の理想。
そういうことから、社会は変わって行くと思うから。
とにかく、私は、伝えたいこと、形にしたいことは全て出し切りました。
これをもう一回、企画運営からやってと言われたらもうできないけれど。笑
どこかでご依頼いただけて、内容だけ持って行くことはできますので
今回、参加してくださった方々、目撃してくださった方々、
運営を買って出たいという方がいましたら、ぜひ声をかけてください。
最後に、今回素晴らしすぎる演奏でこの場を共に作り上げてくれたAki-Ra Sunriseと
もったいないほどに素晴らしい機材を持ってきてくださって
このイベントを私の想像以上のものにしてくれたPAのトヤマヨウイチさんに
大きな大きな感謝を捧げます。
そして、夫でありパートナーであるタナベマサトさん。
あなたが一緒にいてくれるだけで、どれだけ心強かったか、安心できたか、
私にもわからないレベルの連帯感です。
この3人がいなければ、やろうとも思っていないと思います。
才能溢れる友人たちに大感謝と大拍手!!!!!!
最後にとっても気持ちが良かったAki-raとのセッション。
いつものごとく何者かが降りてきて、阿弥陀様拝んで成仏していきました。
繋げ、溶かし、拡大し、浄化する。
踊りにはいろんな力がある。