兵庫遠征第2弾 飯谷峠
さて、舞台は再びこの交差点。
三原峠の舞台だった兵庫県道11号香美久美浜線(かみくみはません)はこの交差点を右折します。
しかし道は直進にも続く。
この交差点を起点とし、再び正面の峰越えに挑むこの道の名は・・・
兵庫県道9号豊岡竹野線(とよおかたけのせん)
平成の大合併以前は旧豊岡市と旧竹野町を結んでいた主要地方道です。
現在では両方とも豊岡市となっています。
そんな主要地方道の起点ですが・・・、
暗さがさっきの比じゃありません!!
なんなんだここは!
本当に主要地方道なのか??
本当にこの道、山の向こうまで通じてんの???
めっちゃ不安なスタートです・・・。
闇に浮かびあがるヘキサ。
ハイビームにすると本当にこんな風景です。
・・・久々に「闇」というものに恐怖を感じましたよ・・・。
まっくら!
ドアミラーから見える景色が塗りつぶされたようにまっ黒で、めっちゃ怖い!!
しかし闇に対する恐怖は隧道でだいぶ乗り越えた!
この程度ならまだ行ける!!
道幅がやたら広い。
花脊峠を思い出すこの道の広さ。
まぁ向こうの方がだいぶ広かったですが、これはなんだろう?
それもこの区間だけでした。
道はなかなかのヘアピンカーブで急激に標高を上げていきます。
この先の峠は道は旧町域で言う豊岡市と城崎町を隔てていました。
その峠の名は・・・
飯谷峠(はんだにとうげ)
「いいたに」ではなく「はんだに」です。
突然現れた赤い門。
・・・バイオハザード思い出したよ・・・。
そしてバイハザゲートを越えるとそこには・・・、
飯谷峠、着。
よっぽどビビってたのか、写真がぶれぶれで申し訳ないです。
現在では市境にもなっていませんので、あまり特徴のある峠ではありませんでした。
いや特徴あったな・・・、
めちゃくちゃ夜は怖いです。
意外と慣れてくると、闇が心地よくなるもんなんですが、ここの闇(というか隧道などの狭い闇ではなく開けた闇)は慣れるもんじゃないですね。
圧倒的な孤独感。
これに耐えきれば、仙人にでもなれそうです。
飯谷峠は標高150m程度の峠ですが、くねくね具合はなかなかのものです。
写真は珍しいストレートがあった部分。
だいぶ下ってきています。
いろいろ、どうにか写りをよくしようと試行錯誤してたら、手ぶれの写真だらけになって申し訳ありません。
夜間の撮影って難しいですね。
しかし狭い。
降りてきてからが狭い。
ただの集落道路にしか見えないんですが・・・。
ここでようやく三原峠から続いた長い長い山道区間が終わりを迎えます。
ここは旧町域で言えば、城崎町(きのさきちょう)。
そう、あの有名な城崎温泉です!
円山川(まるやまがわ)対岸に見える灯りは城崎温泉の湯屋街です。
千と千尋の神隠しみたい
そう思ったのはきっと僕だけじゃないはず・・・!
さてこの長い橋。
城崎大橋(きのさきおおはし)
ここを越えればいよいよ城崎温泉中心部へ入り込みます。
次回、温泉客にまぎれて道馬鹿が迷子に!!
なにはともあれ・・・
飯谷峠編