世帯分離
2019.08.20 09:25
家族4人で過ごしてる家とその祖父母の親世代が同居していても、住民票の世帯を分けることを世帯分離と言います。この二世帯は生計を別にしています。
世帯分離をすることで、
・後期高齢者医療保険を軽減できる
・介護保険料を軽減できる
・高額介護サービス費を軽減できる
・高額医療費を軽減できる
などのメリットを享受できます。
上限額等は以下の厚労省のHPで確認してください。
ああまり聞きなれない高額介護サービス費は、ひと月に払う自己負担の上限を超えた場合に、超えた金額が利用者に還付される仕組みです。所得が所得が低い人ほど、上限額が低くなっています。
ただし、デメリットとして
・74歳以下の国民健康保険料が増える可能性がある
・前述の高額介護サービス費の世帯合算ができなくなる
などが挙げられます。
国民健康保険料は、負担上限額が決まっているので、世帯を分けることで負担額が上がってしまう可能性があります。
また、高額介護サービス費や高額介護・医療合算制度は同じ世帯で介護や医療の費用を合算するので、子供世代の家族が病気になった時には不利に働くことがあります。
介護費用を安くしたいというだけで、安易に世帯分離することは避けたいところです。