ケソラ(プ)…金カム209話感想。
※うろ覚え文とうろ覚え絵です。間違ってたらごめんなさい。
205話で出てきたアイヌの昔話「斑文鳥(ケソラプ)の身の上話」。これがこんな話になるわけですか…うん、なんとなくそうなるだろうなと思ったけど…。
先遣隊一行はエノノカたちの村に到達した。ヘンケが乗る犬ぞりの先頭犬はいつもの犬だが杉元らが乗った犬ぞりの先頭はリュウ。なんとイソホセタになった。あの頭の冠の。
リュウはここで暮らすようだ。みんなでリュウにお別れをする。めっちゃ顔ぐしゃぐしゃに触って撫でて。(犬にもよりますが犬は大体はめっちゃ撫でられるのが好きです。それはもう)
リュウは二瓶が連れていたアイヌ犬だったと思いますが今は北海道犬と呼ぶんですかね。某携帯会社の白いお父さんと同じですね。
通りがかりの馬橇が大泊まで行くので乗せてってもらうように頼んだ軍曹。
エノノカ、ヘンケともここでお別れだ。泣きながらエノノカは鯉登から報酬を受け取る。上手に勘定しながら。お札を数える姿よ。…杉元さんのしっかりした子だな、という言葉に納得です。ええ嫁になるよね。
「待っててやるからちゃんと話しておけよ。」
杉元はチカパシにこう言った。悲しむ姿を見せるエノノカに話しかけるチカパシ。
エノノカ「エノノカ忘れないで。」
チカパシ「うん、絶対忘れない。」
馬橇に全員乗る。
また来るねと言ったがチカパシは気になる。サヨナラの時にヘンケの後ろに隠れたエノノカ。たまらずチカパシと叫ぶエノノカ。馬橇からチカパシは何かを言おうにも落ちてしまった。谷垣が橇から一人落ちたから止めてくれと頼む。早く来いと白石は言う。
チカパシはじっとエノノカのほうを見る。そして橇のほうへ振り向いて動かない。何か言いたげだ。それを察知した谷垣はチカパシのほうへ近づく。
家族がいないチカパシは谷垣とインカラマッちゃんと疑似家族を演じて旅をして次第に本当の家族と思えるように心が通い出した。樺太ではチカパシのおかげで助かった面もあった。
色々なことが思い出される谷垣は涙を流した。
「チカパシ…お前はここに残って自分の本当の家族を作りなさい」
精一杯の手向け(たむけ)の言葉だろう。
今までずっと悩んできた谷垣、そしてチカパシ。
「うん」
少年は「家族」の決断に同意したようだ。
インカラマッも一人だから家族になってあげてねとチカパシ。
二瓶の銃をチカパシにやるという。
体が大きくなったらこれで狩りをしてヘンケたちに恩を返せと。
俺はそばで支えてやれない。(ここで裸体でチカパシと共にクズリを撃つシーン…じゅうう)
その銃を使うときはひとりで立つんだ。
…これもボッ〇だね。そうだ、ボッ〇だ。
アシリパをちゃんと連れて帰ってね フチを元気にさせて
ああ、わかった!
そして馬橇は去っていく。
残ったチカパシにエノノカとリュウが近寄る。
空には鳥が一羽飛んでいる。
以上です。
感動的なシーンですが…率直な感想いいですか。
まさかこの話で一話終わったのが驚きでした。
前回、中尉が樺太に向かうぞと言ってたので今回は中尉とアシリパのシーンかなと思ってたんですよ。そしたら丸々一話…リュウ、チカパシ、谷垣の話で終わった…。
んんんんn・・・・・。
アシリパと杉元の話し合いは‥で、どうなったんだ?もあるし…
なんかこう…もったいつけるというか、小出しにして来よるというか…んん…。
次回はお話進んでくれるといいなあ!
さて、谷垣とチカパシはアイヌの昔話「斑文鳥(ケソラプ)の身の上話」のようなお話でしたね。面倒なので詳しくは記述しませんが笑
チカパシという少年は手塚治虫先生の「シュマリ」に出てきた身寄りのないアイヌの少年に似てます。少年は大きくなって農学校に行って牧場開拓にと動くが戦争に徴兵されます。
もしかしたらチカパシも大きくなったら…ロシアか日本の国籍になって戦争に徴兵されるかもしれないね。しんみり…
谷垣さんはいつの間にかチカパシを息子か弟のように思ったんだな。
昔の自分と似ているからだろうか。
二瓶に救われた二瓶の銃を渡すなんて…谷垣さん、唯一の銃…
二瓶の形見の村田銃とリュウとはここでお別れ、という意味もあるのかな。
谷垣さんの心の成長もあるのかな。過去との決別。
北海道に戻ったらインカラマッちゃんと仲良くしていてほしいなあ。
まっちゃん、もしかしてお腹に子が…なんてな。
作者先生は谷垣さんが本当に好きなんだな。まあ、一番まともな感覚の人だし。
ではまた!
※今回特に書くことない…ゴメン。
↑シュマリは色々出てますが私が以前買ったのはこちらの本。古本です。小さめの文庫本です。手塚先生は偉大。シュマリとはアイヌ語で狐、らしいです。