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陽は中天を過ぎて 2nd season

神田明神で石見神楽を見る

2019.08.24 13:45

もはや今年何回めの参拝になることか、神田明神。軽く片手にはなるだろうか。

提灯の飾りも賑やかな神田明神に、日の傾きだすこんな時刻にわざわざやってきたのはコレが目当て。

明神様の境内で江戸東京夜市というイベントがあって、そこで石見神楽をやるというのです。

出不精の自分が島根まで出かける機会はなかなかなさそうなので、これはよい… とばかりに見にきてみたのでした。


小一時間くらい前に着いたので、とりあえず縁日気分を味わおうと飲み食い。


ねぎぽんのたこ焼き。美味。

そしてハイボールでも一杯、と立ち寄った屋台で、珍しいお酒があったので注文。ウニクムというハンガリーのお酒。

瓶から香りを嗅がせてもらったときはハーブ臭が強くて苦手かも、と思ったけれど、トニック割にしたらさっぱり飲みやすい。


腹ごしらえもして、喉も適度に潤して、あとは開演を待つだけ。

準備前の神楽殿。

何度も参拝に来ているというのに、神楽殿があるのには今回初めて気がついた。

神楽殿の上の空をまっすぐ横にたなびく雲をぼんやり見るうちに、屋根の飾りに天狗の団扇が刻まれているのに気づく。

なんで明神様に天狗なのかな?

開演時間が近くなり、三々五々お客さんも集まってきて…

太鼓が力強くどどんっと鳴ったら

石見神楽の始まり。

今日の演目は素盞嗚尊の八岐大蛇退治。

素盞嗚尊がひとしきり舞い、

アシナヅチ・テナヅチの老夫婦が酒樽を抱えて現れ、たおやかに奇稲田姫が舞い、

やがてあやしげな煙が流れてきた… と、

大蛇が登場。

一匹、また一匹と大蛇がぞろぞろ出てきて(八岐大蛇なんだから当たり前か)、

舞台がだんだん狭く…

みっしり。

みっしり。

本場の舞台はもう少し広いのかな?

こんなにぎゅうぎゅうでは動くのが大変では… と大蛇の演者のことが気になる。

そしてどれだけみっしりしていても、いちいち見得を切る大蛇たち。

主役は大蛇なのか、と思うくらい、舞台上を動きまくり、ポーズを決めまくる。

が、まあ、お酒で眠っているところを次々と倒されてしまうのですね。

体格差のある相手と闘うには謀略も必要なわけだけど、なんとなく大蛇が哀れ。

ついさっきまで「俺を見ろ」「いや、わしを見ろ」とばかりに入れ替わり立ち替わり舞台前面に押し出して主張していた姿をちょっと可愛らしいと思ってしまったせいか。

そして最期の一匹と睨み合い。

最期の一匹の首級もあげて、

尻尾から天叢雲剣を取り出して、

太刀を両手に舞いおさめ。


初めて見た石見神楽。

面白かった!

終わったあとは大蛇の撮影会。

やっぱり主役は彼らなのか。

提灯に灯りが入り、夜祭りの風情が出てきた。

さてどうしよう。

もう少しのんびりして、もう一回、石見神楽を見てみようか。

なんだか離れがたい気分だ。